日産リーフがマイナーチェンジ、プロパイロットやコネクテッド機能を強化電気自動車

日産自動車は2019年12月16日、電気自動車(EV)「リーフ」をマイナーチェンジし、2020年2月から全国発売すると発表した。

» 2019年12月17日 07時30分 公開
[松本貴志MONOist]

 日産自動車は2019年12月16日、電気自動車(EV)「リーフ」をマイナーチェンジし、2020年2月から全国発売すると発表した。今回のマイナーチェンジでは、運転支援技術「プロパイロット」「プロパイロット パーキング」をより自然な制御とした。コネクテッドサービス「NissanConnect」に、目的地に合わせて途中の充電プランを提示する機能など新たなサービスを追加した。

日産リーフ e+ G(クリックで拡大) 出典:日産自動車

 プロパイロットの改良点は、下り坂における設定速度保持や、よりスムーズに減速するブレーキ操作など。ワイパー作動時の設定範囲拡大なども図った。プロパイロット パーキングでは駐車時の発進や切り返しの待ち時間を短縮し、据え切りを減らすなど制御を最適化した。これにより車庫入れや前向き駐車の時間を約20%短縮したという。また、車線変更時における斜め後方車両との接触回避をアシストする「インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)」を新たに採用した。

 NissanConnectも機能を拡充させている。カーナビとスマートフォンを連携させ、クルマの乗車前から乗車後にわたって道案内する「ドアtoドアナビ」で、目的地に合わせて充電プランを提示するEV専用機能を追加した。同機能の採用は日産車で初となる。

 また、ナビの地図更新を自動で行う「OTA(Over The Air)自動地図更新」や、車内がWi-Fi環境になる「docomo In Car Connect」もリーフで初めて採用した。その他、スマートフォンアプリで離れた場所からドアの施錠状態の確認やドアロックができる「リモートマイカーチェック/リモートドアロック」や、運転に不安があるドライバー家族向けに走行速度、時間、エリアなど運転状況をアプリで確認できる「ドライブ制限アラート」なども備える。

 9インチの「EV専用NissanConnectナビゲーションシステム」を標準装備(Sグレードを除く)し、地図やメニュー画面の見やすさ、操作のしやすさを向上させた。ボディカラーでは、日本新色の「ビビットブルー」や、日産新色の「ステルスグレー」などを含む4色の新色を採用。また、シャークフィンアンテナを全車標準装備とした。

 価格は、バッテリーサイズ40kWhのグレードSが332万6400円(以下、税込み)、同62kWhのグレードe+ Xが441万1000円から。62kWhバッテリー搭載車は最大100kW、40kWhバッテリー搭載車は最大50kWの急速充電に対応する。

日産リーフの全国希望小売価格(消費税込み) 出典:日産自動車

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.