IoTデバイス向けにTLS対応の暗号鍵保護ソフトウェアを提供開始IoTセキュリティ

丸紅情報システムズは、業界標準プロトコル「TLS」に対応したホワイトボックス暗号方式による暗号鍵保護ソフトウェアの提供を開始した。保管時と使用時に暗号鍵を守れるため、重要な情報収集や制御を担うIoTデバイスで安全にデータ交換できる。

» 2019年12月18日 11時00分 公開
[MONOist]

 丸紅情報システムズは2019年11月29日、業界標準プロトコル「TLS」に対応した、ホワイトボックス暗号方式による暗号鍵保護ソフトウェアの提供を開始した。

 同社が提供する暗号鍵保護ソフトウェアは、whiteCryptionの「Secure Key Box」の最新版となる「Secure Key Box 5.19.0」だ。Secure Key Boxは、暗号鍵を平文に変換しなくても暗号機能を使用できるホワイトボックス暗号実装技術を備えている。

 最新版の5.19.0では、TLSに対応した。TLSは、Webブラウザやクラウドソフトウェアなどのアプリケーションで使用されている業界標準のプロトコルで、エンドツーエンドの安全な接続を保証する。

 TLS対応のSecure Key Boxにより、保管時にも使用時にも暗号鍵を守ることができることから、重要な情報収集や制御などを担うIoT(モノのインターネット)デバイスで安全にデータ交換ができる。

 丸紅情報システムズは今後、より高いセキュリティが求められる、自動車や産業機器、防犯機器、医療機器などの分野に向けて、TLSに対応した同ソフトウェアを提供していく。

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