流体、粉体ソフトウェアの解析結果からCGが制作できるオプション製品CAEニュース

プロメテック・ソフトウェアは、流体、粉体解析ソフトウェア「Particleworks」「Granuleworks」のオプション製品「Visualization Option」の販売を開始した。両ソフトウェアの解析結果を可視化し、デジタル評価レビューなどのCGを制作できる。

» 2020年01月22日 13時00分 公開
[MONOist]

 プロメテック・ソフトウェアは2019年12月27日、流体解析ソフトウェア「Particleworks」と粉体解析ソフトウェア「Granuleworks」のオプション製品「Visualization Option」の販売を開始した。

 Particleworksは、同社が開発する粒子法(MPS法)理論に基づく流体解析ソフトウェア。解析モデル定義時にメッシュを生成しなくても、直観的なGUIで、水や油など液体の混合、攪拌、潤滑、噴射、飛散、スロッシングといった複雑な流体現象を解析する。

Particleworks 「Particleworks」による遊星ギアのオイル攪拌解析結果 出典:プロメテック・ソフトウェア

 Granuleworksは、ParticleworksのDEM(離散要素法)機能を独立させた粉体解析ソフトウェア。粉体に関わる混合、搬送、充填(じゅうてん)などの現象を容易に解析できる。

 Visualization Optionは、両ソフトウェアの解析結果をフォトリアルに可視化するオプション製品となる。解析結果をCG編集ソフトウェアのデータに変換してCGを制作できるため、高品質で多様な可視化表現を用いて、プレゼンテーションや官能評価などのデジタルレビューやWebマーケティングコンテンツを効果的に展開するのに役立つ。同社では、今後、3DCG動画を解析技術者が簡単に作成できるツールの提供も予定している。

CGレンダリング表示 CGレンダリング表示 出典:プロメテック・ソフトウェア

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.