ET & IoT Technology 2019 特集
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» 2020年01月24日 11時00分 公開

ET&IoT Technology 2019:EVも蓄電池の1つ、総合エネルギー企業へと進化するテスラ (1/2)

組み込みおよびIoT(モノのインターネット)関連技術の総合展示会「ET&IoT Technology 2019」(2019年11月20〜22日、パシフィコ横浜)の基調講演にTesla Japan(テスラジャパン)合同会社 エナジープロダクト カントリーマネージャーの浅倉眞司氏が登壇。「持続可能なエネルギーへ、世界の移行を加速する」をテーマに、家庭用蓄電池「Powerwall(パワーウォール)」、業務用蓄電池「Powerpack(パワーパック)」をはじめとしたエネルギー関連製品とその取り組みついて紹介した。

[長町基,MONOist]

 組み込みおよびIoT(モノのインターネット)関連技術の総合展示会「ET&IoT Technology 2019」(2019年11月20〜22日、パシフィコ横浜)の基調講演にTesla Japan(テスラジャパン) エナジープロダクト カントリーマネージャーの浅倉眞司氏が登壇。「持続可能なエネルギーへ、世界の移行を加速する」をテーマに、家庭用蓄電池「Powerwall(パワーウォール)」、業務用蓄電池「Powerpack(パワーパック)」をはじめとしたエネルギー関連製品とその取り組みついて紹介した。

総合エネルギー企業へと進化するテスラ

 テスラは2003年に電気自動車(EV)メーカーとして設立。その後、2008年に最初のEVを発売した後、2010年にカリフォルニア州にある工場を買い取り、2012年から量産型のEV(4人乗りセダンタイプ)「MODEL S」の製造を始めた(※)

(※)関連記事:テスラは「モデルS」をどのように開発したのか、EV開発の核心に迫る

 さらに、2013年に急速充電を行う「スーパーチャージャー」を米国中心に展開。その中で、製品の重要な構成要素である蓄電池(リチウムイオン蓄電池)の製造を行う工場(ギガファクトリー)をネバダ州に建設した(※)。バッテリーの生産能力の拡大により、蓄電池自体の価格競争力が増強され、自動車だけでなく総合エネルギー企業へと進化する方向性を鮮明化。社名もTesla motorsから「motors」を取り、現社名へと変更している。

(※)関連記事:テスラのリチウムイオン電池工場、単独で2013年の世界生産を超える規模に

photo ギガファクトリーの外観 出典:テスラ

 同社では現在、「発電」「蓄電」「輸送」の3つソリューションでサステナブルエナジーの世界(持続可能なエネルギー社会)」を一層加速する取り組みを行っている。

 発電では太陽光発電を中心とし、蓄電はリチウムイオン電池を軸に蓄電システムを家庭用、産業用に提供する。輸送に関してはEVをメインにビジネスを展開中だ。EVは米国をはじめ欧州、アジア太平洋地域で主に販売され、急速充電器「スーパーチャージャー」も同地域で普及している。また、家庭向けエナジーシステム製品では屋根一体型のソーラーパネルなどを製品化し、既に米国、欧州、オーストラリア、ニュージーランドで展開(※)。日本市場でも提供する計画だ。産業用では大型蓄電池などがグローバルで普及拡大している。

(※)関連記事:テスラが「発電する屋根」を開発、脱自動車メーカーを図る狙いと展望

photo 屋根一体型ソーラーパネル「Solar Roof」を手にするテスラCEOのイーロン・マスク氏 出典:Tesla
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