「つながるクルマ」が変えるモビリティの未来像
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» 2020年02月10日 06時00分 公開

モビリティサービス:アイシン精機が広告配信の実証実験、移動中のクルマがマーケティング対象

アイシン精機は2020年2月7日、愛知県内において次世代広告システムの実証実験を行うと発表した。知多半島エリアで、2020年3月から開始する。同県常滑市のイオンモール常滑や、愛知道路コンセッションと協力し、移動に着目したマーケティングツールによる新たな顧客関係の構築を目指す。

[齊藤由希,MONOist]

 アイシン精機は2020年2月7日、愛知県内において次世代広告システムの実証実験を行うと発表した。知多半島エリアで、2020年3月から開始する。同県常滑市のイオンモール常滑や、愛知道路コンセッションと協力し、移動に着目したマーケティングツールによる新たな顧客関係の構築を目指す。

 次世代広告システムでは、目的地やクルマの位置、道路の混雑状況に合わせて、車内を楽しませる音声コンテンツや、目的地とその周辺の店舗や施設のサービスや商品に関する音声広告を配信する。これにより、移動中の顧客に的確にアプローチするマーケティングを行うという。

 コンテンツや広告の配信に当たっては、アイシン精機が開発した「リズムプラットフォーム」によって予測した移動中の乗員ステータスを活用する。リズムプラットフォームは、カーナビゲーションシステムの開発がベースになっており、乗員の感情や行動の傾向と、リアルタイムに検出されたさまざまな情報を基にしている。人口減少によって市場が縮小傾向にある日本の小売業界に向けて、次世代広告システムを提案し、顧客との関係性や信頼性の向上、ひいては収益性向上に貢献することを目標とする。

 アイシン精機は、コネクテッドカーの深化に向けて、車載システムの情報とメカシステムを連携させ、新たなサービス提供のための技術開発を進めている。車両のサスペンションやブレーキ、各種センサーといった情報に、地図情報や位置情報などオープンデータの分析を組み合わせることにより、生活や社会に寄り添うサービスを目指している。

次世代広告システムのイメージ(クリックして拡大) 出典:アイシン精機

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