スマート白杖で危険回避、みなとみらいに体験コーナーを開設医療機器ニュース

京セラは、視覚障がい者の駅ホームなどでの安全な歩行をサポートする「視覚障がい者歩行支援システム」の体験コーナーを、同社みなとみらいリサーチセンターの共創スペース「クリエイティブファブ」に開設する。

» 2020年02月25日 15時00分 公開
[MONOist]

 京セラは2020年2月12日、視覚障がい者の駅ホームなどでの安全な歩行をサポートする「視覚障がい者歩行支援システム(VAシステム)」の体験コーナーを、同社みなとみらいリサーチセンター(神奈川県横浜市)の共創スペース「クリエイティブファブ」に開設すると発表した。

キャプション 「視覚障がい者歩行支援システム」のイメージ図 出典:京セラ

 VAシステムは、RFID技術を利用。パッシブRFタグを転落や接触の危険がある駅ホームや列車連結部などに設置する。「スマート白杖」がRFタグに一定距離まで近づくと、スマート白杖の振動やスマートフォンを介した音声警告メッセージで危険を知らせる仕組みだ。

キャプション スマート白杖 出典:京セラ

 体験コーナーは、2020年2月18日〜3月19日に開設される。時間は火〜木曜の13〜16時で、事前予約が必要だ。実際の駅を模したセットを使用し、参加者は体験後にアンケートに答える。

 京セラはVAシステムの実用化を視野に入れており、今回の体験コーナーから得られる意見や感想を今後の製品の改良へつなげる予定だ。

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