ハイブリッド車用リチウムイオン電池増産へ工場新設、生産能力は5000万セルに工場ニュース

GSユアサは、子会社であるブルーエナジーについて、現工場の生産ラインを強化し、同工場の敷地内に第二工場を新設すると発表した。これにより、今後需要拡大が見込まれるハイブリッド車向けのリチウムイオン電池の生産能力を高める。

» 2020年02月27日 09時00分 公開
[MONOist]

 GSユアサは2020年1月29日、子会社であるブルーエナジーについて、現工場の生産ラインを強化し、同工場の敷地内に第二工場を建設すると発表した。

 2021年以降、ハイブリッド車の需要拡大が予測されているが、GSユアサでは、ブルーエナジー現工場の生産ライン強化や第二工場の建設により、ハイブリッド車用リチウムイオン電池の生産能力を拡大する。

 新工場の土地面積は約8600m2、工場の延床面積は約3万m2。2022年度の稼働開始を目指しており、年間生産能力を現在の約2000万セルから、2023年度には倍以上となる約5000万セルにする。

新工場の外観イメージ 出典:GSユアサ

 ブルーエナジーは、2009年にGSユアサが設立した合弁会社で、ハイブリッド車用の高性能リチウムイオン電池を開発、製造、販売している。これまでにハイブリッド車100万台分以上の電池を安定して供給しており、今後はこれらの実績と高度な技術力により、環境対応車の普及拡大に貢献していく。

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