ねじ止め不要でコンパクトなI/Oシステム、モジュール化で自由な構成が可能FAニュース

フェニックス・コンタクトはプッシュイン方式で信号線を接続できるI/Oモジュールとバックプレーンで構成されたI/Oシステム「Axioline Smart Elements」を発売する。

» 2020年03月12日 07時30分 公開
[池谷翼MONOist]

 フエニックス・コンタクトは2020年3月10日、プッシュイン方式で信号線を接続できるシステムフリーのI/Oモジュールとバックプレーンで構成されたI/Oシステム「Axioline Smart Elements」を発売した。

高密度I/Oシステム「Axioline Smart Elements」[クリックして拡大]出典:フエニックス・コンタクト 高密度I/Oシステム「Axioline Smart Elements」[クリックして拡大]出典:フエニックス・コンタクト

 Axioline Smart Elementsの特徴は、I/Oモジュールの信号線接続部に千鳥配列を採用した点だ。これによって横幅サイズ15mmの中に接続部が最大32点収まるという高密度化を実現して、一般的な汎用I/Oモジュールと比べて高密度でコンパクトなサイズに抑えた。モジュールのコンパクト化は制御盤内の省スペース化につながる可能性がある。またプッシュイン方式を採用しているため、接続線をI/Oモジュールにネジで止める場合と比べて手間を省力化できるという利点もある。

 I/Oモジュールはデジタル入/出力、アナログ入/出力、IO-Link、カウンタ、エンコーダー、シリアル通信、安全入/出力など14種類の機能別ラインアップが用意されており、用途に応じてバックプレーンに自由な組み合わせで配置できる。バックプレーンは4スロットと6スロットタイプがあり、自由な位置にI/Oモジュールを差し込める。また、Axioline Smart ElementsはEtherNet/IPやModbus TCP、EtherCAT、PROFINET、PROFIBUS、SERCOS IIIなどの各種産業プロトコルにも対応している。

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