OPC UAに集約されそうな「つながる工場」の標準化FAメルマガ 編集後記

COVID-19で動いていないように見えますが粛々と進んでいます。

» 2020年04月17日 12時00分 公開
[三島一孝MONOist]

 この記事は、2020年4月17日発行の「FAメールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

OPC UAに集約されそうな「つながる工場」の標準化

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が広がり続けています。しかし、これらの陰で粛々とコロナ後を見据えた動きも進んできています。その1つとして、スマート工場の「つながる化」を確保する規格として「OPC UA」をベースとする動きがさらに加速している点があると感じています。

 「OPC UA」は産業用アプリケーションの相互運用を実現するオープンインタフェース規格です(※)。「OPC UA」そのものは2008年に策定された規格で、新しいものではありません。ただ、大きな注目を集めるようになったのは最近になってからです。きっかけとなったのは、ドイツのモノづくり革新プロジェクト「インダストリー4.0」の推奨通信規格とされた示されたことです。

(※)関連記事:「OPC UA」とは何か

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