新型コロナ対策で日本光電が人工呼吸器増産、6カ月間で1000台供給工場ニュース

日本光電グループは2020年4月15日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、人工呼吸器の増産を行うことを発表した。今後6カ月間で1000台の供給を目指すとしている。

» 2020年04月20日 06時30分 公開
[MONOist]

 日本光電グループは2020年4月15日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、人工呼吸器の増産を行うことを発表した。

photo NKV-330 人工呼吸器(クリックで拡大)出典:日本光電

 日本光電グループでは、HAMILTON MEDICAL(スイス)製の気管挿管型人工呼吸器を輸入し、国内の医療機関向けに提供してきたが、2019年度に同社初のNPPV(非侵襲的陽圧換気)を行う人工呼吸器「NKV-330」を開発し販売を開始している。

 COVID-19の感染拡大により人工呼吸器の需給が逼迫していることから、富岡生産センタ(群馬県富岡市)における「NKV-330」の増産を行うことを決めた。自動車メーカーなどのパートナーとの協力や日本政府との連携により、今後6カ月間で1000台の供給を目指すとしている。

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