AI技術を用いた全自動撮影システム搭載のCT装置を発売医療機器ニュース

シーメンスヘルスケアは、AI技術を用いて開発した全自動撮影システム「myExam Companion」を搭載した、シングルソースCT装置「SOMATOM X.cite」を発売した。

» 2020年04月28日 15時00分 公開
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 シーメンスヘルスケアは2020年4月15日、AI(人工知能)技術を用いて開発した全自動撮影システム「myExam Companion(マイイグザム コンパニオン)」を搭載した、シングルソースCT装置「SOMATOM X.cite(ゾマトム エキサイト)」を発売した。

キャプション 全身用X線CT診断装置「SOMATOM X.cite」(クリックで拡大) 出典:シーメンスヘルスケア

 myExam Companionは、患者の性別や年齢、身体的特徴などのデータといくつかの質問の回答から、それぞれの患者に合わせた検査プロトコルを自動で作成して検査する。検査終了後は、診断に必要な画像や解析結果を自動作成し、診断医に転送する。

 また、SOMATOM X.citeは、優れた撮影能力を有するX線管「Vectron」、超低被ばくCT検査ができる「Tin filter technology」、画像ノイズを低減する「Stellarinfinity Detector」検出器、3Dカメラを用いて患者に合わせた最適なポジショニングを可能にする「FAST 3D Camera」、患者のそばで操作を行えるタブレット型端末などの技術を搭載。検査における患者の快適性の向上に貢献する。

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