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» 2020年04月30日 12時00分 公開

オートモーティブメルマガ 編集後記:「嫌なら辞めろ(辞める)」以外の選択肢はありますか

少なすぎるお給料や長すぎる労働時間のために戦うように、健康に不安な環境のために戦ってもいいじゃないですか。

[齊藤由希,MONOist]

 この記事は、2020年4月30日発行の「オートモーティブ メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


「嫌なら辞めろ(辞める)」以外の選択肢はありますか

 最後に会社に行ってから、1カ月が過ぎました。長いような短いような、不思議な1カ月でした。日付を見ても、それが今月のことだとうまく認識できないのです。曜日感覚は、毎日聴いているラジオのおかげで辛うじて保っているような感じです。

 人と接する機会も公私ともにめっきり減りました。自分が人にうつすかもしれない、人からうつされるかもしれない、ということが念頭にあるので、いま誰かに会っても集中できないような気がします。人と話しているときに、自分が咳をしたくなったら、相手が咳をしたら、どんな親しい人が目の前にいても、うつす・うつされるという疑いが多かれ少なかれ頭をよぎることでしょう。在宅勤務では、会社の人の声を聞くのはテレビ電話や音声通話くらいですが、これが何の心配もなくて1番いいような気がします。

 お仕事で人と接せざるを得ない方々がたくさんいるのは重々承知しています。親しい人や気の合う仲間はおろか、不特定多数が何十人も何百人も目の前にやってくる場合もあるでしょう。誰かにうつされるかもしれない不安でいっぱいになりながら働いている人もたくさんいらっしゃることと思います。

 きれいごとですが、安心して働けない、安全に働けないというのはあってはならないことだと思います。医療のプロが対策しても院内感染が起きるときには起きますから、一般人ができる対策には限度があるかもしれません。それでも、少しでも安全に働けるようにできる限りの対策をしたいと思うのが自然な心理ですし、会社が対策しようとしてくれる安心感も人々には必要だと思います。

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