ブリヂストンが自社生産ウレタンマスクを工場周辺自治体に提供、合計30万枚工場ニュース

ブリヂストンは、国内グループ従業員向けに自社生産を開始したウレタン製の簡易マスクについて、国内生産拠点周辺の自治体に提供すると発表した。合計30万枚をゴールデンウイーク明けから順次提供する。

» 2020年05月07日 10時00分 公開
[朴尚洙MONOist]

 ブリヂストンは2020年5月1日、同年4月16日から国内グループ従業員向けに自社生産を開始したウレタン製の簡易マスクについて、国内生産拠点周辺の自治体に提供すると発表した。合計30万枚をゴールデンウイーク明けから順次提供する。

 同社とブリヂストン化成品、ブリヂストンケミテックは同年4月16日から、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による国内のマスク不足緩和に貢献することを目的に、ウレタンを用いた簡易マスクの生産を開始している。この時点では、国内のブリヂストングループに勤務する従業員向けで、生産能力は週10万枚としていた。

 今回の発表は、この簡易マスクを、ブリヂストングループが国内生産拠点を置く自治体からのニーズに応えて飛沫拡散防止用マスクとして提供するというものだ。

 提供先の自治体は、タイヤ工場がある栃木県那須塩原市、福岡県久留米市、東京都小平市、福岡県朝倉市、滋賀県彦根市、福岡県北九州市、山口県下関市、佐賀県鳥栖市、山口県防府市、原材料工場がある佐賀県三養基郡上峰町と神埼郡吉野ヶ里町、化工品工場がある神奈川県横浜市戸塚区、岐阜県関市、静岡県磐田市、熊本県玉名市、化工品グループ会社の工場がある静岡県掛川市、三重県名張市で、計17自治体となる。

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