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» 2020年05月08日 06時30分 公開

自動運転技術:日本発の国際標準、「部分的自動車線変更システム」がISOから発行

自動車の車線変更に関する国際標準として日本から提案していた「部分的自動車変更システム」が2020年4月27日、国際標準「ISO 21202」としてISOから発行された。

[MONOist]

 自動車の車線変更に関する国際標準として日本から提案していた「部分的自動車変更システム」が2020年4月27日、国際標準「ISO 21202」としてISO(国際標準化機構)から発行された。

 今回発行された国際標準「ISO 21202」は、自動車線変更システムの要求性能を明確化することで、一定の性能を持つシステムがより広く普及することを目指し、日本から国際標準の提案をしたものである。日本が国際議長を務めるISO/TC204(ITS 高度道路交通システム)/WG14(走行制御)に、2017年8月に提案した。

 具体的には、ドライバーによる車線変更の指示に基づきシステムが車線変更動作を行う「タイプ1」と、システムによる車線変更の提案に対しドライバーが承認するとシステムが車線変更動作を行う「タイプ2」に分類されており、それぞれに要求される要件やその検証試験方法が定義されている。「タイプ1」では車両近くのドライバーの死角エリアに障害物検知機能を備えることを要件としている。「タイプ2」では、後方エリアに対して広く障害物検知機能を備えることを要件としている。

photo 部分的自動車線変更システムの機能および動作イメージ(クリックで拡大)出典:経済産業省

 自動車の運転支援についての国際標準規格としては、直進中の事故被害を軽減する目的で、衝突被害軽減ブレーキ装置の性能要件を定めた「ISO 22839:2013(前方車両追突被害軽減ブレーキ装置)」や、「ISO 19237:2017(歩行者検知・衝突被害軽減ブレーキ装置)」などが既に発行されている。

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