大容量バッテリー搭載のポータブル超音波診断装置を発売医療機器ニュース

GEヘルスケア・ジャパンは、本体サイズ362×390×56.5±5mmのポータブル超音波診断装置「Versana Active」を発売した。バッテリーを含めた重量は約5kg、画面サイズは15.6インチで、約50分間使用可能な大容量バッテリーを備える。

» 2020年05月11日 15時00分 公開
[MONOist]

 GEヘルスケア・ジャパンは2020年4月20日、本体サイズ362×390×56.5±5mmのポータブル超音波診断装置「Versana Active(ベルサナ アクティブ)」を発売した。超音波診断装置ブランド「Versana」の新製品で、バッテリーを含めた重量は約5kg、画面サイズは15.6インチ。約50分間使用可能な大容量バッテリーを備える。

キャプション ポータブル超音波診断装置「Versana Active」 出典:GEヘルスケア・ジャパン

 同社従来製品の「Versana Premier」「Versana Balance」の画質や機能を総合的に兼ね備える。ポータブルタイプのため、院内外での診察に対応。スタンバイモードからは、2秒で診察を開始できる。

 同時4音線受信技術を活用し、同クラスのエコー装置よりも高フレームレートを達成。高解像度モニターにより、腹部、血管、表在領域に加えて心臓領域でも高画質な画像を表現する。

 また、自動最適化機能「Whizz」を搭載しており、スキャンの条件に合わせて継続的に画像を最適化する。他に、頸動脈を自動的にIMT(Intima Media Thickness、内中膜複合体)計測する「Auto IMT」、Bモードで細かく血流を表示する「B flow」、穿刺針を見やすくする「Needle Recognition」などの機能を備える。

 超音波検査アシスタント機能「Scan Coach」では、スキャン方法を分かりやすくアニメーションで解説する。手本となる正常画像も表示可能で、実際の検査画像と比較、参照しながら患者に説明できる。

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