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» 2020年05月12日 06時00分 公開

自動車メーカー生産動向:2019年度の新車生産はホンダ日産スズキが2桁減、新型コロナ響く (2/3)

[MONOist]

2019年度は過去最高の生産台数

 一方でグループ会社のダイハツは好調だった。2019年度のグローバル生産は、前年度比0.4%増の171万622台と4年連続の増加となり、過去最高を更新した。国内生産が同3.9%増の96万6984台と4年連続のプラス。中でも登録車は「ロッキー」とトヨタ向けにOEM(相手先ブランドによる生産)供給する「ライズ」の小型SUV兄弟が純増となり同23.9%増と大幅に伸長し、過去最高を更新。

 一方、軽自動車は主力モデルのスーパーハイトワゴン「タント」が2019年7月に6年ぶりのフルモデルチェンジを行ったものの、同3.7%減のマイナス。同ジャンルの競争の激しさを物語る結果となった。海外生産は同3.8%減の74万3638台と2年ぶりに減少。インドネシアが市場低迷により振るわなかった。

 3月単月のグローバル生産台数は、前年同月比4.0%減の14万5991台と2カ月ぶりに減少した。国内生産は同9.1%増の9万493台と4カ月連続のプラスで過去最高を更新。ロッキー/ライズ効果の登録車が同58.4%増と急増して過去最高となった。海外生産は同19.8%減の5万5498台と2カ月ぶりのマイナス。マレーシア、インドネシア共に減少した。

ホンダは4年ぶりに500万台割れ

 ホンダの2019年度のグローバル生産は、前年度比10.6%減の477万3527台と8年ぶりに前年割れとなった。500万台を下回ったのは2015年度以来4年ぶり。国内生産は同11.4%減の80万7991台と4年ぶりのマイナスだった。軽自動車が国内販売の主力であるホンダにとってマイナス要因となったのが、2019年8月にフルモデルチェンジした軽自動車「N-WGN」の電動パーキングブレーキの不具合による生産停止で、年度の生産台数にも大きな影響を及ぼした。

 海外生産は同10.4%減の396万5536台と2年連続の減少だった。主力市場の北米がセダン系の不振により同3.7%減と3年連続でマイナスとなった。アジアは同13.8%減と2桁減となり、8年ぶりに減少へ転じた。インドやタイの減少に加えて、好調が続いていた中国も新型コロナウイルス感染症の影響により失速し、同8.5%減と7年ぶりのマイナスとなった。

 ホンダでは新型コロナウイルス感染症による影響が大きく広がっており、3月単月のグローバル生産台数は前年同月比42.6%減の27万5388台と急減し、8カ月連続で減少した。国内生産はN-WGNの生産再開や新型「フィット」の投入などがあったものの、同9.7%減の7万2696台と7カ月連続で減少。国内以上に深刻なのが海外生産で、同49.2%減の20万2692台と半減し、6カ月連続のマイナスとなった。

 地域別では中国が同69.4%減と最も大きい落ち幅を記録。これに伴いアジアも同61.7%減となった。アジアに並ぶ主力市場である北米も同35.8%減と新型コロナウイルス感染症の影響が世界的に広がっている。4月以降は国内でも生産調整を行っており、さらなる落ち込みが予想される。

日産は7年ぶりに500万台を下回る

 ホンダと同様に新型コロナウイルス感染症によるダメージが大きいのが日産だ。3月単月の台数を見ると、グローバル生産は前年同月比41.4%減の26万1975台と大幅に落ち込むとともに6カ月連続で減少した。このうち海外生産が同44.0%減の20万6742台と大きく減少。地域別では台数ボリュームが最も大きい中国が同59.4%減と6割近く減少したほか、米国が同47.4%減、メキシコが同25.3%減、英国が同45.8%減、スペインが同74.4%減など、全ての地域で2桁減となった。国内生産も販売低迷により同28.9%減の5万5233台と2桁減が続いている。

 日産の2019年度のグローバル生産台数は、前年度比14.5%減の458万2074台と2年連続で前年を下回った。世界的な販売不振により前年度からの落ち幅は8社中最も大きく、年度で500万台を下回るのは2012年度以来7年ぶりとなった。

 国内生産は同15.9%減の75万7692台で3年連続のマイナスだ。国内販売が小型車「ノート」や「セレナ」「エクストレイル」など主力車種が軒並み2桁減となり、年度の登録車販売として過去最低を記録したほか、北米向け「ローグ」なども減少した。海外生産も同14.3%減の382万4382台と2年連続の前年割れだった。米国やメキシコ、英国、スペインが大幅減となったほか、唯一比較的堅調な販売を維持していた中国も2月以降の新型コロナウイルス感染症の影響により同11.4%減と低迷。その結果、全ての地域で2桁減となった。

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