首都高を自転車で走ってでも時間短縮したいか、不毛な配達をなくすにはオートモーティブメルマガ 編集後記

おいしいものを食べたくてデリバリーを頼むんだから丁重に運んでほしいし、自分の代わりに誰かが遠くまで行ってきてくれてるんだから運んでくれる人が尊重されてほしい。そうじゃないなら自炊するほうがいい。

» 2020年05月27日 12時00分 公開
[齊藤由希MONOist]

 この記事は、2020年5月27日発行の「オートモーティブ メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


首都高を自転車で走ってでも時間短縮したいか、不毛な配達をなくすには

 飲食物宅配代行サービスを手掛けるUber EATSの配達員の移動マナーが話題になっています。特に自転車の配達員に関して、交通事故や交通ルールを守らない走行が報道されており、中には自転車で首都高速道路に入り込む輩もいたとのことです。Uber EATSの配達員は個人事業主で業務拠点もないことから、警察が指導するのも難しいと幾つかの記事で触れられています。

 クルマを運転する側からすると、自転車はヒヤッとさせられることの多い存在です。左側通行で車道の端をきちんと走っている分には全く気になりませんが、スマートフォンに触りながら走る人、イヤフォンで耳を塞いでいる人、右側通行でクルマに向かって走ってくる人、近くにいるクルマを気にすることなくマイペースに曲がったり止まったりする人などについては、本当に勘弁してほしいです。

 首都高を自転車で走った配達員に対し、警察が事情を聞いたそうですが「時間を短縮したかった」と説明したとのこと。首都高の入り口で大きな文字と派手な色の看板が「自転車で入るな」と散々警告しているにもかかわらず突入するのですから、理解に苦しみます。

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