デジタルツインを実現するCAEの真価

戦略的提携により、HPCクラウドサービスにハードウェアを提供CAEニュース

レノボ・エンタープライズ・ソリューションズは、エクストリーム-DとHPCソリューションの拡販に関して提携する。レノボは高性能サーバなどのハードウェアを、エクストリーム-Dのクラウドサービス「XTREME-Stargate」に提供する。

» 2020年05月28日 13時00分 公開
[MONOist]

 レノボ・エンタープライズ・ソリューションズは2020年5月11日、エクストリーム-DとHPC(High Performance Computing:高性能コンピューティング)ソリューションの拡販に関して提携すると発表した。

 この提携により、レノボはエクストリーム-Dが開発運用するクラウドサービス「XTREME-Stargate」に、高性能サーバなどのハードウェアを提供する。

 XTREME-Stargateは、最新の開発環境やミドルウェア、CPU、GPUを備えるベアメタルベースのHPC as a Service。AI(人工知能)や、データサイエンス、製造向けCAE、ライフサイエンスなど多様な分野に提供されている。

 レノボは、ラック型サーバ「ThinkSystem SR630」、高密度水冷サーバ「ThinkSystem SD650」、高性能エッジサーバ「ThinkSystem SE350」などのハードウェアを提供し、システムの構築と安定した稼働に向け協業する。また、「XTREME-Stargate Dedicated Plan」「XTREME-Stargate Private Plan」にもハードウェアを安定的に供給し、短期間での稼働を保証する。

 エクストリーム-Dは、同社のシステムソフトウェアとレノボのサーバ管理ソフトウェア「Lenovo XClarity」を既に連携しており、短期間でシステムが構築できる。レノボとエクストリーム-Dはお互いの技術を融合した、HPC用途の新型サーバの共同開発を検討中だ。

 営業、販売に関する連携計画では、レノボがHPC選任の事業本部を設置し、オンプレミスでHPCを使用するユーザーにXTREME-Stargate Private Planを販売したり、レノボが販売するHPC向けサーバにエクストリーム-Dのシステムソフトウェアを標準搭載して販売したりと、両社はクラウドとオンプレミスの両方のHPC案件で協働する。

 両社は同案件での売り上げ目標を、2020年度に10億円、2022年には30憶円としている。

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