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» 2020年06月04日 08時00分 公開

ETロボコン2020:2020年のETロボコンはオンライン上で開催!前回大会からの変更点は? (1/2)

ETロボコン実行委員会は「ETロボコン2020」の全プログラムをオンライン上で開催し、競技形式をシミュレーターを活用したものに切り替えると発表。前回大会からの変更点についてETロボコン実行委員会に話を聞いた。

[池谷翼,MONOist]

 ETロボコン実行委員会は2020年5月27日、「ETロボコン2020(正式名称:ETソフトウェアデザインロボットコンテスト 2020)」の全プログラムをオンライン上で開催すると発表した。競技も参加者が会場に集合する形式から、シミュレーターを活用したバーチャル環境で実施する形式に切り替える。

 オンライン開催に切り替えた理由や、従来の大会との変更点について、ETロボコン実行委員会 ETロボコン本部運営委員長の櫻井隆氏に話を聞いた。

ETロボコン実行委員会 ETロボコン本部運営委員長の櫻井隆氏(ETロボコン2020説明会で撮影) ETロボコン実行委員会 ETロボコン本部運営委員長の櫻井隆氏(ETロボコン2020説明会で撮影)

地区大会に代わり「チャンピオンシップ選抜」を実施

 ETロボコンは組み込みエンジニアに技術教育の場を提供することを目的としたロボットコンテストであり、2020年で19回目を迎える。参加チームは走行体(教育版 レゴ マインドストーム EV3)に、独自にプログラミングしたソフトウェアを搭載して大会用のコースを走行させる。コース走行のタイム成績だけでなくモデリングの巧拙も総合的に評価して、優秀なチームを表彰する。

 従来の大会と比較すると、2020年の大会には2つ大きな変更点がある。

 1つは大会期間中の全プログラムをオンライン開催とする点だ。大会参加者の技術向上を図る「技術教育」の他、参加者と実行委員による「相談会」や優秀チームが競い合う「チャンピオンシップ大会」も全てオンライン上で開催される。

 また例年実施していた地区大会がなくなり、代わりに「チャンピオンシップ選抜」を選考工程に追加した。各チームが提出したプログラムをETロボコン実行委員会がシミュレーション環境で走行させる。その走行タイムとモデルの評価点を基に、入門クラスの「エントリークラス」、基礎クラスの「プライマリークラス」、応用クラスの「アドバンストクラス」のそれぞれからチャンピオンシップに進む優秀チームを選抜する。

ETロボコン2020の各プラグラムはオンライン上で開催される[クリックして拡大]出典:ETロボコン実行委員会 ETロボコン2020の各プラグラムはオンライン上で開催される[クリックして拡大]出典:ETロボコン実行委員会

 大会スケジュールも以前発表した内容から変更する。大会の参加募集締め切り日は2020年6月26日とし、その後7月から8月にかけて「技術教育」を、9月に「試走会」をそれぞれ開催する。10月にモデル(設計図)とプログラムの提出を締め切り、11月上旬に選抜された優秀チームを発表して、同年11月18日にチャンピオンシップ大会を行う流れだ。

ETロボコン2020の年間スケジュール[クリックして拡大]出典:ETロボコン実行委員会 ETロボコン2020の年間スケジュール[クリックして拡大]出典:ETロボコン実行委員会

 これらの変更に伴う注意点について、櫻井氏は「例年は地区大会の終了後、選抜されたチームはチャンピオンシップに向けて走行タイム改善のために、走行体のチューニングなどが行えた。だが、今回はどのチームも選抜前に提出したプログラムでチャンピオンシップ大会に臨むことになるので留意してほしい」と語った。

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