デジタル入出力やアナログ入出力を増設するリモートI/OシステムFAニュース

コンテックは、リモートI/Oシステム「CONPROSYS nano」シリーズに「アナログ出力」「カウンター入力」など4種を追加した。同シリーズのCPUカプラユニットにデジタル機能、アナログ機能などのI/Oインタフェースを増設する。

» 2020年06月16日 07時00分 公開
[MONOist]

 コンテックは2020年5月19日、リモートI/Oシステム「CONPROSYS nano」シリーズに、「アナログ出力」「カウンター入力」「デジタル入出力」「リレー出力モジュール」4種を加え、順次発売すると発表した。型式は順に「CPSN-AO-1602LC」「CPSN-CNT-3201I」「CPSN-DIO-08SL」「CPSN-RRY-4PCA」で、価格は2万4800円、1万2800円、9800円、未定(各税別)だ。

キャプション 左から「CPSN-AO-1602LC」「CPSN-CNT-3201I」「CPSN-DIO-08SL」「CPSN-RRY-4PCA」(クリックで拡大) 出典:コンテック

 新製品は、−20〜+60℃の温度範囲に対応したスタックタイプのI/O拡張用モジュール。同シリーズのCPUカプラユニットに、デジタル機能、アナログ機能などのI/Oインタフェースを増設する。

キャプション CPUカプラユニットとの実装イメージ(クリックで拡大) 出典:コンテック

 CPSN-AO-1602LCは、絶縁型アナログ電圧で、2チャンネル、16ビットの電流出力モジュール。±10V、±5V、0〜10V、0〜5Vの電圧出力、0〜20mAに対応し、チャンネル単位で個別に機能やレンジを切り替えて使用できる。

 CPSN-CNT-3201Iは、1チャンネル、32ビットの高速パルスカウンター入力モジュール。32ビット分のアップダウンカウントや2相信号の1チャンネルカウントができ、ロータリエンコーダーやリニアスケールなどと接続可能。応答周波数500kHzのフォトカプラ絶縁入力を搭載する。

 CPSN-DIO-08SLは、電流シンクタイプで、5V〜24VDCの外部電源に対応する絶縁型双方向デジタル入出力モジュール。応答速度200μ秒以内のフォトカプラ絶縁入出力8点を搭載している。デジタル入出力点が共通のため、各入出力ピンは結線の変更なしに使用できる。

 独立コモンリードリレー接点4点出力モジュールのCPSN-RRY-4PCAは、独立コモンのため1点単位で異なる外部電源に対応可能。定格負荷は1点当たり125VAC 0.5A、30VDC 2Aで、バスと出力インタフェースが絶縁されているため耐ノイズ性に優れている。

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