10種類以上のフィラメントに対応する、FDM方式の3Dプリンタを発売3Dプリンタニュース

日本3Dプリンターは、10種類以上のフィラメントに対応可能な3Dプリンタ「Raise3D E2」を発売した。一般的なPLA樹脂、ABS樹脂、ゴムライク樹脂のほか、PC、TPU、TPEなどに対応する。

» 2020年06月22日 13時00分 公開
[MONOist]

 日本3Dプリンターは2020年6月8日、10種類以上のフィラメントに対応可能な3Dプリンタ「Raise3D E2」を発売した。FDM(熱溶解樹脂積層)方式の3Dプリンタ「Raise3D」シリーズの最新モデルで、安定した高精度造形に対応し、多品種、小ロット生産に適している。

キャプション 3Dプリンタ「Raise3D E2」(クリックで拡大) 出典:日本3Dプリンター

 Raise3D E2は、一般的なPLA樹脂、ABS樹脂をはじめ、ゴムライク樹脂、PC(ポリカーボネート)、TPU(熱可塑性ポリウレタン)、TPE(熱可塑性エラストマー)など、10種類以上のフィラメントに対応する。多種類のフィラメントが使用できるため、試作品づくりや教育機関での利用に向く。

キャプション 10種類以上のフィラメントに対応(クリックで拡大) 出典:日本3Dプリンター

 2つのヘッドが独立して動く、独立型デュアルエクストルーダーを搭載。対象の3Dモデルと左右対称のモデルを造形するミラーモードや、同じモデルを複数造形する複製モードを備える。

キャプション 独立型デュアルエクストルーダーを搭載(クリックで拡大) 出典:日本3Dプリンター

 また、ノズルとプラットフォームの距離を自動で保つ、ベッドレベリング機能を搭載する。双方の距離を維持することで、エクストルーダーが造形物表面の小さな変化にも対応でき、安定した造形をサポートする。

 他に、ビデオがキャリブレーションの状態をガイドする独自機能、7インチのタッチスクリーン、ドアの開閉で自動停止する機能、省電力モードなどを備える。本体サイズは607×465×596mmで、重さは約30kg。造形サイズは、シングルヘッド造形時は330×240×240mm、デュアルヘッド造形時は295×240×240mmとなっている。

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