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» 2020年07月09日 09時30分 公開

テレワークを理由とする給料の引き下げを3割が経験、連合調査キャリアニュース(2/3 ページ)

[MONOist]

 前問で、テレワークで残業代支払いの対象となる時間外、休日労働をしたと回答した人に、残業代支払いの対象となる時間外、休日労働をしたにも関わらず、申告しないことがあったかを尋ねた。その結果、「よくあった」「ときどきあった」「まれにあった」を合わせて『(申告しないことが)あった』が65.1%となった。

 また、「残業代支払いの対象となる時間外、休日労働をしたにも関わらず勤務先に認められないことがあったか」については、頻度を問わず『(認められないことが)あった』と、56.4%が回答している。

キャプション 残業代支払い対象となる時間外、休日労働に関する経験 出典:日本労働組合総連合会

 残業代支払いの対象となる時間外、休日労働をしたにも関わらず『(申告しないことが)あった』と回答した人に、「申告しなかった理由」を尋ねた。その結果、「申告しづらい雰囲気だから」(26.6%)、「時間管理がされていないから」(25.8%)が多かった。「しなくても良いと思ったから」「上司に申告をするなと言われたから」もそれぞれ約12%あった。

キャプション 申告しなかった理由 出典:日本労働組合総連合会

テレワークを理由にした「給料の引き下げ」を29%が経験

 今年4月以降のテレワーク勤務での経験を尋ねたところ、71.2%が頻度を問わず「仕事とプライベートの時間の区別がつかなくなること」が『あった』と回答した(「よくあった」「ときどきあった」「まれにあった」の合計。以下同)。

 その他の経験について、『あった』の回答割合を挙げると、「勤務時間の間に定められた休憩時間がきちんととれないこと」は53.6%、「通常の勤務(出勤しての勤務)よりも長時間労働になること」は51.5%、「勤務時間外に仕事に関する連絡をとること」は55.9%だった。「テレワーク勤務になったことを理由として給料が引き下げられたこと」は、29.0%が経験ありと回答した。

キャプション 今年4月以降のテレワーク勤務での経験 出典:日本労働組合総連合会

 「テレワークの際に使用している機器」に関する質問では、最も多かったのは「会社支給のパソコン、タブレット」で57.6%だった。次が「私物のパソコン、タブレット」34.2%で、「会社支給の携帯電話、スマートフォン」の29.5%、「私物の携帯電話、スマートフォン」20.6%が続いている。

キャプション テレワークの際に使用している機器 出典:日本労働組合総連合会

 テレワークで発生する費用について、勤め先からの補助があるかも尋ねた。その結果、「補助はない(自己負担)」の回答が多かったものとして、「(自宅の)電気代」(74.4%)、「無線LAN(Wi-Fi)や携帯電話の回線使用料、通信費用」(66.3%)、「文房具、宅配等事務費用」(59.4%)、「私物の機材を利用している場合の機材の設置、更新に係る費用」(59.2%)、「テレワークする場所の使用料金や機器レンタル料金」(57.1%)などが挙がった。

キャプション テレワークで発生する費用について勤め先からの補助があるか 出典:日本労働組合総連合会

 テレワークによる生活(家族との生活)への影響については、「家族の会話が増えた」(29.5%)が最も多かった。続いて「プライベートの充実につながった」(25.4%)、「趣味に費やす時間が増えた」(20.4%)となっている。年齢層別では、18歳〜29歳の「プライベートの充実につながった」(34.4%)と「趣味に費やす時間が増えた」(28.8%)は、全体の回答と比較して5pt以上多かった。

キャプション テレワークの生活(家族との生活)への影響 出典:日本労働組合総連合会

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