需要が拡大する低燃費タイヤ用シリカの生産拠点を韓国に建設工場ニュース

東ソー・シリカは、低燃費タイヤ用シリカ事業において韓国の南海化学と合弁会社「東ソー南海シリカ株式会社」を設立した。需要の拡大が見込まれる低燃費タイヤ用シリカの生産能力を増強する。

» 2020年07月09日 07時00分 公開
[MONOist]

 東ソー・シリカは2020年6月10日、低燃費タイヤ用シリカ事業において、韓国の南海化学と合弁会社「東ソー南海シリカ株式会社」を同年3月に設立したと発表した。稼働開始は2021年10月を予定している。

 所在地は韓国の全羅南道麗水市で、出資比率は東ソー・シリカが67%、南海化学が33%。韓国に第2の生産拠点を建設することで、需要の拡大が見込まれる低燃費タイヤ用シリカの生産能力を増強する。

 低燃費タイヤ用シリカは、タイヤ性能の向上に優れた効果を発揮する材料。タイヤの転がり抵抗を減らすことで、自動車の低燃費化や電動化に貢献する。同社はこれまで培ってきた高い技術力でニーズに応えるとともに、新たな生産拠点を確保することで事業基盤の強化を図る。

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