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» 2020年07月17日 07時00分 公開

FAニュース:高度な画像検査ができる画像センサー、輪郭マッチング検査で従来比3倍の高速化

パナソニック インダストリアルソリューションズ社は、画像センサー「SV」シリーズを発表した。一体型画像センサーで約50×70×50mmと小型ながら、業界最高クラスのスピードで、高度な画像処理や検査が手軽に実施できる。

[MONOist]

 パナソニック インダストリアルソリューションズ社は2020年6月18日、高速での画像処理や検査が手軽にできる画像センサー「SV」シリーズを発表した。同月から国内販売を開始している。

キャプション 画像センサー「SV」シリーズ(クリックで拡大) 出典:パナソニック インダストリアルソリューションズ

 SVシリーズは、約50×70×50mmと小型ながら、高速CMOSセンサーやDual Core CPU、Gigabit Ethernetを搭載。独自のアルゴリズムにより、高速撮像が可能になった。例えば輪郭マッチング検査のスピード比較では、従来シリーズの約175ミリ秒から約60ミリ秒へと約3倍高速化している。

キャプション 検査スピードが高速化(クリックで拡大) 出典:パナソニック インダストリアルソリューションズ

 また、従来方式の画像処理機は画像を検査後に圧縮していたが、SVシリーズは検査と並行してJPEGファイル画像を圧縮するため、撮り込みから出力までの時間を大幅に短縮。検査画像を全数保存でき、トレーサビリティー構築に役立つ。

 一体型画像センサーながら、外観検査や寸法計測、カウントなど筐体型画像処理機のような検査機能を備える。可、不可の判定に加えて、計測結果を数値で出力することもできるので、フローチャート式の検査設定や変数機能を用いて、さまざまな検査に対応可能だ。実施したい検査内容や機能のアイコンを、目的に合わせて選ぶだけで、容易に検査の設定ができる。

キャプション 容易に検査設定可能(クリックで拡大) 出典:パナソニック インダストリアルソリューションズ

 システム導入時や検査条件の変更、カメラ調整などが必要な場合は、内蔵のWebサーバを利用した「Web Console」により、画像処理技術者が製造現場に出向かなくても事務所のPCなどから検査画面や検査状況を遠隔モニタリングできる。周辺機器との親和性が高く、広く利用されているEtherNet/IPにも対応する。

 ラインアップは120万画素1/2型CMOSセンサーの「SV-N120M」「SV-N120C」(末尾がMはモノクロ、Cはカラー。以下同)、300万画素1/1.8型の「SV-N300M」「SV-N300C」、500万画素2/3型の「SV-N500M」「SV-N500C」となっている。

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