450×550mmを1秒でスキャン、高精度検査対応3次元カラーラインスキャンカメラFAニュース

リンクスは、Chromasensのステレオビジョン方式の3次元カラーラインスキャンカメラ「3DPIXA」の新モデル「3DPIXA Dual Wave」を発売した。450×550mmをわずか1秒でスキャンするなど、これまで困難だった高精度検査に対応する。

» 2020年08月07日 07時00分 公開
[MONOist]

 リンクスは2020年7月1日、Chromasensのステレオビジョン方式の3次元カラーラインスキャンカメラ「3DPIXA」の新モデル「3DPIXA Dual Wave」の販売を開始した。

キャプション 3次元カラーラインスキャンカメラ「3DPIXA Dual Wave」(クリックで拡大) 出典:リンクス

 3DPIXA Dual Waveは、従来モデルの7.3kより2倍以上高精細な15kセンサーを搭載。水平分解能が10μm、20μm、30μmの3タイプを用意しており、さまざまなサイズの部品の高精度検査に対応する。

 30μmタイプは450×550mmをわずか1秒でスキャンでき、Z方向でも6μmの分解能を可能にした。これにより、シリンダーヘッドのような大型部品の高精度検査にも対応できるようになる。

 10μmタイプはさらに高精度な検査向けで、150mmの視野幅に対してZ方向分解能1μmの超高精度検査が可能になる。熟練検査員が目視で発見できる限界レベルの極小欠陥を安定して検出でき、リードフレームなど金属部品の検査の自動化に貢献する。

 10、20、30μmタイプはそれぞれ、視野幅が150、294、450mm、画素数が1万5000、1万4700、1万5000pix、高さ分解能は1.02、2.73、5.87μmだ。

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