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» 2020年10月19日 13時00分 公開

3Dプリンタニュース:デジタル設計と3Dプリント技術で質感を忠実に再現、血管縫合トレーニングキット

スワニーは、デジタル設計と3Dプリント技術を用いて血管の質感を忠実に再現した「血管縫合剥離トレーニングキット」を開発した。実際の血管に近い質感で血管モデルを再現しており、複雑で繊細な手技が必要な血管縫合のトレーニングに活用できる。

[MONOist]

 丸紅情報システムズは2020年10月12日、血管の質感を忠実に再現した「血管縫合剥離トレーニングキット」の販売を開始した。スワニーが伊那食品工業、伊那中央病院と連携して開発したもので、血管の縫合や組織の剥離などのトレーニングに利用できる。価格は1万8500円(税別)。

複雑で繊細な手技が必要な血管縫合のトレーニングに活用

 血管縫合剥離トレーニングキットは、スワニー独自のデジタル設計と最新の工業用3Dプリント技術を活用し、外科医からの要望と監修を踏まえて開発した。実際の血管に近い質感で血管モデルを再現しており、複雑で繊細な手技が必要な血管縫合のトレーニングに活用できる。自動縫合器にも対応し、実際の血管切離と同じようにリアルな切離断端を形成する。

医工連携で開発した「血管縫合剥離トレーニングキット」 医工連携で開発した「血管縫合剥離トレーニングキット」(クリックで拡大) 出典:丸紅情報システムズ

 同キットには、直径10mmまたは8mmの血管モデルの他に、天然素材を原料とする伊那食品工業製の「可食性フィルム」を同梱する。少量の水で濡らした血管モデルにこのフィルムを巻き付けると、血管表面の薄い被膜を再現できる。血管周囲組織の剥離など、より細やかな手技のトレーニングに活用が可能だ。

手縫いだけでなく、自動縫合器にも対応 手縫いだけでなく、自動縫合器にも対応(クリックで拡大) 出典:丸紅情報システムズ

 スワニーは今後、この血管縫合剥離トレーニングキットと2019年4月に発売した「デジタルモールド・メディカル」による臓器モデルを組み合わせ、実際の術野に近い環境を再現したトレーニングモデルの作製を目指す。

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