住友重機械工業は、小規模ライン向けのスマート駆動制御システム「System MXs」を発表した。専用ツールやPCへの接続なしで、ユーザー自身がシステムをセットアップできる。機械定数や制御方式もタッチパネル操作で設定可能だ。
住友重機械工業は2020年10月1日、小規模ライン向けのスマート駆動制御システム「System MXs」を発表した。同年9月から販売している。
System MXsには、16軸分のRoll to Roll搬送装置用制御ソフトがプリインストールされている。専用の調整ツールは不要で、PCに接続しなくても、ユーザー自身でシステムをセットアップできる。ロール径やギヤ比などの機械定数、制御方式もタッチパネルのHMIから設定可能だ。
HMI上では5ミリ秒周期、60秒間のデータを収集し、収集したデータはcsv形式やbin形式で保存できる。スケールバーも搭載しており、指定した箇所でグラフ上の数値を確認できる。
また、System MXsは、同社の現行機種「System MX II」とのサイズ比較で、縦、横ともに半分以下になっている(同じ軸数で1.0kW以下のサーボモーターを使用した場合)。そのため、制御盤の省スペース化に貢献する。
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