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» 2020年10月30日 14時00分 公開

製造マネジメントニュース:auの基地局も設置、コニカミノルタの「ハイブリッド」なローカル5Gラボ

コニカミノルタは2020年10月28日、KDDI、NECと合同で「Innovation Garden OSAKA Center」内にau 5G基地局とローカル5G開発環境を併設した「ハイブリッドの5Gオープンラボ」を開設すると発表した。開設日は同年11月6日。国内では珍しい、キャリア5Gとローカル5G両方の開発検証環境を備えた研究施設だ。

[池谷翼,MONOist]

 コニカミノルタは2020年10月28日、KDDI、NECと合同で、「Innovation Garden OSAKA Center」(大阪府高槻市)内にau 5G基地局とローカル5G開発環境を併設した「ハイブリッドの5Gオープンラボ(以下、5Gオープンラボ)」を同年11月6日に開設すると発表した。国内では珍しい、キャリア5Gとローカル5G両方の開発検証環境を備えた研究施設である。これと並行して、コニカミノルタはローカル5Gの免許を取得する。

ハイブリッドの5Gオープンラボの内装イメージ[クリックして拡大]出典:コニカミノルタ

au基地局を活用したキャリア5Gの研究も可能

 Innovation Garden OSAKA Centerは、2019年8月にAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)の開発拠点としてコニカミノルタが開業した「Innovation Garden OSAKA Front」のハブ拠点である。AIやIoT事業の開発をはじめ、顧客やパートナー企業とのオープンイノベーションを推進する施設として運用している。

Innovation Garden OSAKA Centerの施設外観[クリックして拡大]出典:コニカミノルタ

 そこに今回新設されるのが、5Gオープンラボだ。ローカル5Gの研究開発環境を備えながら、au 5G基地局も併設しているためキャリア5Gの研究も行えるという、「ハイブリッド」な5G研究施設となっている。5G技術の開発や新製品の実用化に向けて、オフィス環境や工場などの製造現場、屋内外などさまざまな環境を想定した実証実験が行える。オープンイノベーションを促進すべく、今後はパートナー企業や大学などの研究機関に施設環境を提供する予定だという。

 コニカミノルタは5Gオープンラボの活用を通じて「写真やカメラ事業で培ってきた画像技術をベースに開発した『画像IoT/AI技術』を5G技術と組み合わせて、高画質動画を高速でAI処理する技術の実現を目指す。オフィスや製造現場、医療、介護、農業、エンターテインメントなどの分野で、かつてない生産性向上や安心・安全、驚きを提供していきたい」(プレスリリースより)としている。

 KDDIは5Gオープンラボにおける自社の提供価値について「5G技術にクラウド基盤を組み合わせることで、リアルとバーチャルの垣根を超えるイノベーションや、新しい体験価値創出に向けた提案を共創していく」(同)としている。

 また、NECは「5Gオープンラボにローカル5Gネットワーク装置を設置することで、ローカル5Gを実際に体感し、検証できる環境を構築する。これによって、コニカミノルタやコニカミノルタの顧客事業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する。加えて、AIを中心としたICTや5G以外のネットワーク技術とコニカミノルタの画像IoTを合わせることで、社会課題解決に向けたイノベーション創出にも取り組む」(同)と述べている。

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