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» 2020年11月11日 11時00分 公開

ブリヂストンの研究開発拠点はここから始まる、技術ショールーム「BIG」レポート研究開発の最前線(2/4 ページ)

[朴尚洙,MONOist]

「WHO WE ARE」

 「WHO WE ARE」はブリヂストンの創業から現在までの歩みを紹介する展示エリアだ。1931年の石橋正二郎氏による創業の時代を「Bridgestone 1.0」とし、米国ファイアストン(Firestone)の買収によってグローバル化が始まった1988年を第二の創業とする「Bridgestone 2.0」を経て、2020年7月に発表した中長期事業戦略構想「Bridgestone 3.0(第三の創業)」につながる流れになっている。

「WHO WE ARE」の展示エリアの入り口「Bridgestone 1.0」の展示が始まる 「WHO WE ARE」の展示エリアの入り口(左)。中に入ると、最初のスペースでブリヂストンの歴史のイメージ映像が流れる。その次のスペースから、「Bridgestone 1.0」の展示が始まる(右)(クリックで拡大)

 「Bridgestone 1.0」では、創業当時のタイヤ(レプリカ)や、1967年に発売した同社初の乗用車用ラジアルタイヤ「RD-10」、プレミアムタイヤである「POTENZA」の評価を決定付けた「RE71」、ゴム技術の横展開による経営多角化の代表ともいえるゴルフボールなどが展示されている。また、1968年のデミング賞受賞や同時期に制定した社是「最高の品質で社会に貢献」など、石橋正二郎氏がこだわった品質や、事業拡大を支えた量産販売体制に関する展示もある。

創業当時のタイヤのレプリカゴルフボール 創業当時のタイヤのレプリカ(左)とゴルフボール(右)。ゴルフボールは倉庫で眠っていた1956年と1963年の製品(クリックで拡大)
RD-10RE71 ブリヂストン初の乗用車用ラジアルタイヤ「RD-10」(左)と「POTENZA」の評価を決定付けた「RE71」(右)。これらはレプリカではなく実物(クリックで拡大)

 1984年のブランドロゴ刷新の後、グローバル化を進めた「Bridgestone 2.0」の時代に入る。米国を代表するタイヤブランドであるファイアストンの買収に加えて、1997年からのFormula 1(F1)への参戦により欧州でのブランド展開も強化した。2010年まで続いたF1活動を示すようにタイヤ開発車両(無限ホンダ)が展示されている。

「Bridgestone 2.0」の展示F1のタイヤ開発車両 ファイアストン買収から始まる「Bridgestone 2.0」の展示(左)。F1のタイヤ開発車両がひと際目を引く(クリックで拡大)

 2011年からは「真のグローバル企業へ」と題して、ブリヂストンが展開する国や地域(150以上)、社員数(約14万人)を示すとともに、現在の「Bridgestone 3.0」に向けたさまざまな取り組みに加えて、2050年を目指した「Bridgestone 4.0」や「Bridgestone 5.0」の姿も紹介されている。

国や地域、社員数「Bridgestone 3.0」に向けたさまざまな取り組み ブリヂストンが展開する国や地域、社員数(左)と「Bridgestone 3.0」に向けたさまざまな取り組み(右)(クリックで拡大)
「Bridgestone 4.0」と「Bridgestone 5.0」のイメージ 「Bridgestone 4.0」と「Bridgestone 5.0」のイメージ(クリックで拡大)

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