IoT活用の高齢者向けサービスを手掛けるスタートアップ企業に出資医療機器ニュース

三菱電機は、IoTを活用した介護支援システムを手掛ける、スタートアップ企業のZ-Worksに出資した。今後、センシングデバイスの共同開発やクラウド上でのデータ連携などを実施する。

» 2020年11月16日 15時00分 公開
[MONOist]

 三菱電機は2020年11月4日、IoT(モノのインターネット)を活用した介護支援システムを手掛ける、スタートアップ企業のZ-Worksに出資したと発表した。両社は今後、センシングデバイスの共同開発やクラウド上でのデータ連携、高齢者向けの介護支援サービス販売などで協業していく。

 三菱電機は、グループ企業が運営するサービス付き高齢者向け住宅事業などで培ってきた高齢者向けサービスに知見を持つ。これとIoTやAI(人工知能)などの技術を組み合わせ、高齢者向けのヘルステック事業の推進を検討している。

 Z-Worksは、ベッドセンサーなど独自のセンサー技術とIoTプラットフォームを活用した、施設向け介護支援システムやサービス事業などを展開している。Z-Worksに出資することで、三菱電機は高齢者向けヘルステック事業の充実化、高度化を目指す。

 また、三菱電機では、社外のスタートアップ企業を活用してイノベーションを起こす、コーポレートベンチャリング活動を進めている。総額100億円の投資を予定しており、今回のZ-Worksへの出資はその1つとなる。

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