キーレスエントリーへのBLE応用測距システムの導入で協業組み込み開発ニュース

アルプスアルパインとブロードコムは、BLEを応用した測距システムにおける協業を発表した。キーレスエントリーシステム向けに、高精度位置測位システムとスマートフォン用Bluetooth/Wi-Fiコンボチップが統合する。

» 2021年01月25日 08時00分 公開
[MONOist]

 アルプスアルパインとBroadcom(ブロードコム)は2021年1月5日、BLE(Bluetooth Low Energy)を応用した測距システムにおける協業を発表した。スマートフォンとBluetoothを使った、安全で高精度なキーレスエントリーシステムを提案していく。

 今回の協業により、アルプスアルパインが開発したBluetoothによる高精度位置測位システムを活用したデジタルキー技術と、Broadcomが開発した高精度な測距をサポートするスマートフォン用Bluetooth/Wi-Fiコンボチップを組み合わせることが可能になる。

 Broadcomの無線通信部門 マーケティングダイレクターのGabriel Desjardins氏によれば、安全で高精度なBluetoothによる測距技術として、2年以内にスマートフォンで利用できるようになるとしている。

 スマートフォンや自動車業界では、物理キーに代わるデジタルキーの需要が高まっている。両社のソリューションは、キーレスエントリーシステムのセキュリティを強化し、デジタルキーのリレーアタック防止も期待できる。さらに、スマートフォンによる車や家のドアの施錠、開錠だけでなく、さまざまな市場へ測距および測位ソリューションを提供するとしている。

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