「信号灯」での工場見える化ソリューション、シーメンスのIoT基盤と連携へ工場見える化

パトライトは2021年2月19日、設備の稼働状況が信号灯で簡単に把握可能とする信号灯ソリューション「AirGRID WDシリーズ」とシーメンスのクラウドIoT基盤「Mindsphere(マインドスフィア)」との連携を開始すると発表した。

» 2021年02月22日 07時30分 公開
[MONOist]

 パトライトは2021年2月19日、設備の稼働状況が信号灯で簡単に把握可能とする信号灯ソリューション「AirGRID WDシリーズ」とシーメンスのクラウドIoT基盤「Mindsphere(マインドスフィア)」との連携を開始すると発表した。

 「AirGRID WD」は、信号灯による設備の稼働監視ソリューションとして、設備についている信号灯に無線ユニットを取り付け、信号灯の点灯状態を収集し、そのデータから状態変化をさまざまな連携ツールで可視化するツールだ。設備状況が簡単に見える化できる点が高い評価を受け、多くの製造現場で導入されている。

 しかし、実際の現場でソリューションとして導入する場合、環境を整備する負荷が発生する。特にIoT(モノのインターネット)化に必要な産業用PCやサーバなどの機器、ソフトの管理や運用面の人員確保やコストなどに課題があり、導入に踏み込めないケースも数多くあったという。

 そこで、「AirGRID WD」と「MindSphere」を直接連携させることで、「MindSphere」のさまざまなアプリを活用でき、可視化のための環境整備を行う負荷を低減することが可能となる。また、「MindSphere」はグローバルで展開しており、クラウドベースであることから、グローバルで共通のアプリケーションを展開することなども可能だ。連携の設定についても、「AirGRID WD」の受信機設定だけで行えるようにするという。

photo 連携のイメージ 出典:パトライト

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