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» 2021年03月18日 10時00分 公開

ニューノーマルな設計環境を 〜クラウド技術がもたらす価値とは〜Fusion 360

新型コロナウイルス(COVID-19)感染症によるパンデミックをきっかけに、あらゆる業界でクラウドテクノロジーの利用が加速している。製造業の設計・製造の領域においても“ニューノーマル”へのシフトが進んでおり、クラウド活用への期待が急速に高まっている。そうした中、オートデスクは製造業でシームレスな分散型の作業環境を実現することをコンセプトに「Fusion 360」を展開。新たな働き方やワークフローの実現に向けて、全ての人に最適なコンピューティング環境を提供する。

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 この1年間は製造業にとって、かつてない経験となりました。多くの企業は在宅勤務の徹底や出勤者の削減を余儀なくされています。業界ではそうした動きに伴って、パンデミックによる悪影響を最小限に抑えるためのスマートなソリューションが数多く生まれ、取り入れられました。従来のローカル環境に代わって、デジタルコミュニケーション、ファイル転送システム、クラウドサーバなどのテクノロジーが導入され、関係者同士がつながるデジタル環境が構築されました。

 McKinsey&Companyの最新レポートによると、デジタル環境によってもたらされる効果は、製造業だけでも1000億ドル以上に達する可能性があります。こうした効果は、密接なコラボレーションが必要な業務プロセスに恩恵をもたらし、例えば根本原因の調査や取引先の管理、メンテナンスなどの業務の生産性も20〜30%向上しています。このように、デジタル手法による新しい働き方の導入はニューノーマルになりつつありますが、移行そのものは決してスムーズとは言い切れません。

フォルクスワーゲンはジェネレーティブデザインを活用し、「レトロで未来的なマイクロバス」という同社のコンセプトに合わせたステアリングホイールを、わずか6カ月未満で設計・製造しました 図1 フォルクスワーゲンはジェネレーティブデザインを活用し、「レトロで未来的なマイクロバス」という同社のコンセプトに合わせたステアリングホイールを、わずか6カ月未満で設計・製造しました(画像提供:フォルクスワーゲン)

オンプレミス(自社運用型)ソリューションの崩壊

 一部の製造業の企業ではパンデミックでの教訓を生かし、将来的な緊急事態や混乱に備えて準備を整えました。ここで学んだ教訓の1つは、自社でデータセンターやサーバを立てて管理することに縛られると、脆弱(ぜいじゃく)性が生じてしまうことでした。不確実な状況では、予期せぬ課題に直面する可能性があるのです。今回の危機を何とか乗り切った企業は、従業員がどこからでもリモートワークやシームレスなコラボレーションを行えるようにするために、デジタルツールの導入に乗り出しました。パンデミックの影響でサーバへのアクセスやメンテナンスができなくなるような環境では、作業の期限を確実に守ることはできません。ワークステーションに配置されたソフトウェアにもアクセスできないとなれば、さらに状況は悪化します。

 Fusion 360は、さまざまな分野にまたがる分散型のコラボレーション作業をサポートするためのプラットフォームです。インターネット接続環境があれば、どこにでもダウンロードおよびインストールでき、アクセスする度に面倒なライセンス認証を行う必要もありません。自宅のノートPCで最高クラスの作業パフォーマンスを実現できます。英国のマウンテンバイク用自転車部品メーカーであるPEMBREEは、Fusion 360を活用して、パンデミック早期のタイミングに会社を設立することに成功しました。

 「私たちはCOVID-19のロックダウン中に会社の立ち上げを進めたので、克服すべき課題も数多くあり、深夜まで作業する日々が続きました。今となって振り返れば、素晴らしい成果を達成できたと思います。この成功はFusion 360がなくては不可能でした」(PEMBREE 創設者/Phil Law氏)

人材のつながりの創出

 製造業のビジネスリーダーたちは、こうした新しい働き方に注目し、迅速に対応しています。クラウドベースのテクノロジーを利用すれば、ユーザーはどこからでも簡単にコラボレーションでき、コンピュータ性能をオンデマンドで無限大に引き出すことができます。かつては必須だった地理的条件から解放され、シームレスなワークフローによって生産性が上がります。パンデミック発生の危機を経て、ワクチン接種が始まりつつある今、この時期にもたらされた変化の一部は、収束後の働き方にも残っていくだろうと予測されています。一部の調査によると、完全リモートワークの形で仕事をする人の数は2021年には2倍になり、世界の労働力全体の3分の1以上になると予想されています。在宅勤務で働く人の数が世界的に増加しつつあり、クラウドテクノロジーが日常業務に広がりつつある今、先進的な企業には世界中から人材を獲得できるチャンスが開かれています。地元で採用可能な人材よりも、スキルが高くコストの低い人材を採用できる可能性も高まるでしょう。市区町村や都道府県、国などの境界を越えた採用の機会を視野に入れれば、どんな企業にも、採用機会のメリットがもたらされます。

 製造業でシームレスな分散型の作業環境を実現することが、オートデスクのコンセプトです。チームメンバー全員がプロジェクトの状況を明確に把握できるように透明性を確保し、全ての人材に最適なコンピューティング環境を提供します。Fusion 360は、まさにこれを実現できるプラットフォームです。

今やデジタルファブリケーションを活用して、自宅でプロトタイプ作業ができる時代となりました 図2 今やデジタルファブリケーションを活用して、自宅でプロトタイプ作業ができる時代となりました

スキル格差の問題を解決

 2020年のパンデミックは予測不可能な事態でしたが、製造業のビジネスリーダーたちにとっては、露呈した課題に取り組むきっかけとなりました。そうした課題の1つは、チームメンバー間の技術的ノウハウの差が、リモートワークによってさらに悪化するという点でした。チームは通常、さまざまなスキルレベルの人材で構成されています。デジタル中心の作業環境となり、スキルを共有する機会や生産量が減少すれば、ワークフローや生産プロセスの遅延について話し合いの場を設ける必要が出てきます。

 そこで企業は、簡単に習得・利用できるプロセスやツールを選ぶことで、スキル格差の問題を軽減できます。例えば、さまざまな製造機械やソフトウェアにまたがってシームレスに作業できるコラボレーションツールがあれば、作業しやすくなるでしょう。使いにくいソフトウェアのせいで、使用方法を何度も学ぶ必要が生じれば、時間と労力の浪費となります。

 オートデスクは、Fusion 360こそが設計・製造のあらゆる課題を解決するソリューションだと確信しています。設計プロジェクトや生産する製品は一つ一つ異なり、全く同じものはありません。各企業では、さまざまなプロジェクトに取り組む中で、電子機器のシームレスな統合やテスト、検証、さらには設計コンセプトをブラッシュアップする最先端テクノロジーの必要性に気付くでしょう。製造業にはそうしたさまざまな要素が含まれているため、各工程が分断されてしまう作業方法は非効率でリスクが高いといえます。Fusion 360は、設計と製造のあらゆる課題を解決するだけでなく、最新の作業環境に求められるニーズも満たすソリューションです。データ管理のために入力が妨げられるようなこともありません。変更管理ツールによって、どこでも誰とでも簡単に共同作業できる、スムーズなコラボレーション環境を実現します。

 変化し続ける危機的な状況の中で新しいツールを導入するのは、困難でリスクがあるという懸念もあるでしょう。オートデスクはこのリスクを緩和するために、さまざまなリソースを用意しています。オートデスク製品の基本を学び、スキルアップできる分かりやすい学習リソースです。YouTube動画やチュートリアルなど、さまざまなメディアのコンテンツを展開しています。こうしたリソースを活用することで、導入時の混乱を最小限に抑えつつ、新しいツールの運用をすぐに開始できます。さらにFusion 360は、主要ベンダーのネイティブファイル形式をサポートしています。そのため、他社製CADを使用している取引先とデータのやりとりをする場合に、わざわざ中間ファイルに変換する必要がありません。STEPやIGESが正確かどうかを心配する必要もなくなります。

Fusion 360で作成されたモジュール式車椅子「WHILL」 図3 Fusion 360で作成されたモジュール式車椅子「WHILL」(画像提供:WHILL)

パンデミックでの学びから始まる成功への道

 パンデミックをきっかけに、あらゆる業界で、職場や自宅の業務にクラウドテクノロジーが導入されました。以来、クラウドテクノロジーの認知度や投資は拡大し、設計・製造分野でもニューノーマルとなりつつあります。今では多くの人たちがあらゆる音楽や動画を、ストリーミングサービスを通して楽しんでいます。そんな時代に、製造業だけが依然として、DVDなどの記録メディアを何枚も郵送しながらCADデータをやりとりするというのはもはや現実的ではありません。

 相互運用可能でアクセス可能なデジタルツールを全ての人材に提供すれば、生産性が向上し、業界の付加価値が高まり、アディティブマニュファクチャリングやジェネレーティブデザインといった次世代テクノロジーの基盤を構築できます。パンデミックで学んだことを生かして基盤を築けば、製造業界には最終的に、新たな成功の道が開かれることでしょう。

 Fusion 360の製造業向けソリューションの詳細は、こちらをご覧ください。
 https://www.autodesk.co.jp/fusion-360-manufacturing

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提供:オートデスク株式会社
アイティメディア営業企画/制作:MONOist 編集部/掲載内容有効期限:2021年4月17日