設置面積を約13%削減したコンパクトCNC自動旋盤、LFVへのオプション対応もFAニュース

シチズンマシナリーは2021年5月18日、主軸台移動形CNC自動旋盤で、設置面積が業界最小クラスのコンパクトモデル「Cincom L20 VII」を同年6月下旬に発売すると発表した。

» 2021年05月20日 11時00分 公開
[MONOist]

 シチズンマシナリーは2021年5月18日、主軸台移動形CNC自動旋盤で、設置面積が業界最小クラスのコンパクトモデル「Cincom L20 VII」を同年6月下旬に発売すると発表した。

photo 主軸台移動形CNC自動旋盤「Cincom L20 VII」出典:シチズンマシナリー

 新モデルは、奥行寸法を現行モデルより155mm短縮した1065mmとし、設置面積を約13%削減したコンパクト化を実現。φ20mmの自動旋盤としては、業界最小クラスとした。

 コンパクト化の一方で、機能面も強化。標準でガイドブッシュ式/ガイドブッシュレス式の切り替えができる他、φ25mmのオーバーサイズ仕様、LFV(低周波振動切削)技術などの充実したオプションも選択できる。くし刃刃物台のバイト本数を6本に増やし、回転工具のツール本数も拡張可能なことから、さまざまな加工ワークに柔軟に対応できる。

 精密機器部品、電子機器部品、医療機器部品、自動車関連部品などの加工向けでの提案を進め、月の生産予定台数は10台としている。 

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