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» 2021年05月25日 13時00分 公開

ダッソーが「SIMULIA」の新ライセンス体系「Unifiedライセンスモデル」を発表CAEニュース(1/2 ページ)

ダッソー・システムズは、設計エンジニアリングシミュレーション「SIMULIA」ブランドで利用可能な新ライセンス体系「Unifiedライセンスモデル」を発表した。SIMULIAブランドで展開する全ての製品ポートフォリオ間のトークンおよびクレジット互換性を備え、全ソルバーの利用が可能な新しいライセンス体系として、2021年下期から順次展開する。

[八木沢篤,MONOist]

 ダッソー・システムズは2021年5月21日、オンライン記者説明会を開催し、設計エンジニアリングシミュレーション「SIMULIA」ブランドで利用可能な新ライセンス体系「Unifiedライセンスモデル」について発表した。

 Unifiedライセンスモデルとは、SIMULIAブランドで展開する全ての製品ポートフォリオ間のトークンおよびクレジット互換性を備え、全ソルバーの利用が可能な新しいライセンス体系である。

SIMULIAのライセンスモデル。左が従来の標準ライセンス、右が新たに発表したUnifiedライセンス SIMULIAのライセンスモデル。左が従来の標準ライセンス、右が新たに発表したUnifiedライセンス ※出典:ダッソー・システムズ [クリックで拡大]

 従来のSIMULIAブランドで展開してきた標準ライセンスでは、製品間のトークンおよびクレジット互換性はなく、流体と構造、電磁界と熱、流体と騒音といった複数の場の相互作用を考慮した連成解析(マルチフィジックスシミュレーション)を実行する際、必要に応じてそれぞれのソルバー実行ライセンスを購入する必要があった。

 実際、製品開発の現場で頻繁に連成解析を行うのであれば大きな問題にはならないが、ごくたまにしか行わないなど、連成解析の実施頻度が低い場合、ライセンスの稼働率や費用対効果の面で課題となるケースがみられた。

必要なソルバー実行ライセンスを個々に調達する必要がなくなる

 今回、新たに発表したUnifiedライセンスモデルは、こうした従来の標準ライセンスの課題を解決するもので、「例えば、構造解析メインのユーザーが、頻度は低いがごくたまに電磁界、振動、騒音などをシミュレーションする際、構造解析を実行していない時間を使用して、その他のシミュレーションソルバーを使うといったことが可能になる。これまでのように必要なソルバー実行ライセンスを個々に調達する必要はなくなり、ライセンス購入における費用対効果が向上する」と、同社 CSE営業本部 SIMULIA営業部 セールス・ディレクターの成田明弘氏は説明する。

Unifiedライセンスモデルについて Unifiedライセンスモデルについて ※出典:ダッソー・システムズ [クリックで拡大]

 Unifiedライセンスモデルで利用できるソルバーは、構造解析の「Abaqus」、疲労耐久性解析の「FE-Safe」、非定常熱流体解析の「PowerFLOW」、非定常熱流体解析の「XFlow」、電磁界解析の「CST Studio Suite」、騒音振動解析の「Wave6」、マルチボディー解析の「Simpack」の7種である。日本国内での展開時期は2021年下期からとなり、要望するユーザーに対して順次展開するとしている。

SIMULIAの製品ポートフォリオ SIMULIAの製品ポートフォリオ ※出典:ダッソー・システムズ [クリックで拡大]
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