ニュース
» 2021年05月25日 11時00分 公開

キーサイトがミリ波超広帯域向けの計測器を発売、航空宇宙や5Gでの活用を視野組み込み開発ニュース

Keysight Technologiesの日本法人キーサイト・テクノロジーは2021年5月24日、5G、航空宇宙、衛星通信などにおけるミリ波超広帯域性能をテストできるシグナルアナライザーソリューションを発売すると発表した。

[三島一孝,MONOist]

 Keysight Technologiesの日本法人キーサイト・テクノロジーは2021年5月24日、5G、航空宇宙、衛星通信などにおけるミリ波超広帯域性能をテストできるシグナルアナライザーソリューションのフラグシップモデルを発売すると発表した。

photo N9042B UXA X シリーズ シグナルアナライザーの製品群(クリックで拡大)出典:キーサイト・テクノロジー

 新製品の「N9042B UXA X シリーズ シグナルアナライザー」は、シグナルアナライザーの「N9042B UXA」と周波数エクステンダーの「V3050A」などの周辺機器と組み合わせて活用し、広い解析帯域を確保する一方で、低ノイズ化を実現していることが特徴だ。本体のみでは周波数帯域は50GHzまでの対応だが、周波数エクステンダーを活用することで、シームレスに2Hzから110GHzまでの周波数範囲の信号を解析可能としている。さらに、外部拡張などを行うことで最大1.5THzまで対応することもできる。

 また、全周波数でハードウェアプリセレクタを採用し、2Hzから110GHzまでの周波数範囲の信号を最大11GHzの解析帯域幅で測定可能としている。11GHzの解析帯域幅については「計測器業界で最大クラスだ」(キーサイト・テクノロジー ソリューションエンジニアリング本部 森田恭維氏)。

photo 対応する解析帯域幅(クリックで拡大)出典:キーサイト・テクノロジー

 さらに、エラーベクトル振幅(EVM)で業界でも最高クラスの性能を実現する他、優れた表示平均雑音レベル(DANL)を実現し、レーダー設計における帯域外エミッションなどを検出可能としている。VXGマイクロ波信号発生器と組み合わせ、4GHz帯域幅での信号生成と信号解析を行うことができる。周辺アクセサリーやソフトウェアなども強化。測定アプリケーションとシグナルアナライザーを統合し、最新規格に適合した製品の開発短縮に貢献する。

 利用用途は、5Gに関するコンポートネントやデバイス開発向けテスト用途や、衛星通信分野におけるコンポーネント開発のテストや性能評価を想定している。特に広い帯域をカバーしていることから、幅広い用途での活用を可能としている。参考概算価格は約2600万円からとしている。

≫「組み込み開発ニュース」のバックナンバー

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.