ニュース
» 2021年06月01日 08時00分 公開

音に任意の方向感を与えて出力できるソフトウェアを提供開始組み込み開発ニュース

東芝デジタルソリューションズは、音に任意の方向感を与えて出力できるソフトウェア「Soundimension 仮想音像」の提供を開始した。特殊な機器は不要で、一般的なスピーカー2つを用いて左右の耳間の相対音圧を再現し、方向感のある音を作り出す。

[MONOist]

 東芝デジタルソリューションズは2021年5月20日、音に任意の方向感を与えて出力できるソフトウェア「Soundimension 仮想音像」の提供を開始した。

 人間は、右耳に届く音と左耳に届く音のわずかな差により、音の方向を認識する。同ソフトウェアは、2つのスピーカーを用いて、人の耳元近くでの音波の反射や回折による周波数特性の変化を、左右の耳間の相対音圧として再現することで、方向感のある音を作り出す。

キャプション 2つのスピーカーによる音の方向感の生成 出典:東芝デジタルソリューションズ

 相対音圧を用いるため、方向感を得られるエリアが広く、頭を動かすなどで耳の位置が多少変化しても効果を保つ。また、一般的なスピーカー2つで効果を得られるため、ソフトウェアの音出力部への適用など、幅広い音響処理や効果に活用できる。

キャプション オンライン会議ツールでの活用イメージ例 出典:東芝デジタルソリューションズ

 同ソフトウェアの利用例として、オンライン会議で各発話者の方向を示し、それぞれを特定しやすくする、ナビゲーションシステムで対象の方向から案内音や効果音を鳴らす、などがある。また、スマートフォンなどで音楽鑑賞や会話をする際、ヘッドホンや特殊なオーディオセットを使わなくても、広がりのある音や自然な会話を楽しむことができる。

キャプション 「Soundimension 仮想音像」の活用イメージ 出典:東芝デジタルソリューションズ

⇒その他の「組み込み開発ニュース」の記事はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.