安川電機は、マシンコントローラー「MP3200」シリーズ用CPUユニットの最上位機種「CPU-203」の販売を開始した。製造工程での生産性向上と生産コスト低減に向け、装置の高速化や高機能化を図る。
安川電機は2021年5月17日、マシンコントローラー「MP3200」シリーズ用CPUユニットの最上位機種「CPU-203」の販売を開始した。半導体製造や電子部品組み立てなどの製造工程での生産性向上と生産コスト低減に向け、装置の高速化や高機能化を図る。価格はオープンだ。
CPU-203は、ラダープログラムの実行処理性能を向上するため、マルチコアの高速プロセッサを採用し、各コアによる処理の最適化を図っている。
4つのMECHATROLINK-III通信プロセッサを搭載しているので、MECHATROLINK IIIの通信処理の並列実行が可能。多軸接続時のオーバーヘッドを低減し、モーション処理性能が大幅に向上した。
2ポートは、情報系データ処理(汎用イーサネット)と、制御系データ処理(EtherNet/IP)をそれぞれ選択でき、並列化により高速通信が可能だ。半導体製造装置、液晶製造装置、電子部品組み立て装置、金属加工機械、産業用ロボットなどに適している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.