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» 2021年06月10日 09時30分 公開

役職を外れる「ポストオフ」への適応、ポイントは学ぶ姿勢とフラットな人間関係キャリアニュース(1/2 ページ)

リクルートマネジメントソリューションズが「ポストオフ経験に関する意識調査」の結果を発表した。ポストオフに良好に適応している人には、必要な知識を学び続ける姿勢やフラットな人間関係の構築が見られた。

[MONOist]

 リクルートマネジメントソリューションズは2021年6月1日、「ポストオフ経験に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は、役職を外れた経験(ポストオフ経験)のある50〜64歳の会社員を対象としたもので、766人から有効回答を得た。なお、同調査では、一律の年齢や期間で組織長などの役職を外れる経験を「ポストオフ」とした。

 初めに、ポストオフ前と比較したときの現在の仕事の変化について尋ねた。その結果、「賃金(が減った)」(82.8%)が最も多かった。続いて「周囲からの期待の大きさ(が下がった)」(56.1%)、「仕事量、労働時間(が減った)」(52.9%)となっている。

 ポストオフ前と変わらないという回答が多かったのは、「自分で判断し、主体的に進める度合い」「顧客満足や組織業績の向上への影響力」で、それぞれ50.4%、54.2%と半数以上を占めた。

キャプション ポストオフ後の変化(クリックで拡大) 出典:リクルートマネジメントソリューションズ

 「ポストオフによって失ったものと得たもの」を自由記述で回答してもらったところ、失ったものは「給与」「期待」「情報」、得たものは「時間」「自由」「余裕」という趣旨の回答が見られた。

キャプション ポストオフによって失ったものと得たもの(クリックで拡大) 出典:リクルートマネジメントソリューションズ

 次に「ポストオフ前後の労働価値観」を尋ねた。ポストオフ後に選択率が大幅に高まる労働価値観は、「自分が楽しめる、面白いと思える」だった。ポストオフ前にはそれほど重視してこなかった、自身の素直な感情に意識を向けるようになり、その感情と仕事を調和させていくという新しいキャリア局面が現れることを示す結果となった。

キャプション ポストオフ前後の労働価値観(クリックで拡大) 出典:リクルートマネジメントソリューションズ

 続いて、部長、課長のポストオフ後の仕事に対する意欲、やる気の推移を調べた。意欲、やる気が「変わらない」と回答したのは、部長が26.8%、課長が28.0%でどちらも3割弱いた。一方、「一度下がった」は部長56.4%、課長59.0%となっており、内訳を見ると「下がったまま」は部長36.0%、課長44.6%、「一度下がって上がった」は部長20.4%、課長14.4%となっている。

キャプション ポストオフ後の仕事に対する意欲、やる気の推移(クリックで拡大) 出典:リクルートマネジメントソリューションズ
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