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» 2021年06月22日 06時30分 公開

自動帆走技術を制御ユニットとスマホアプリで外販へ、船外機付き船舶にも対応Japan Drone

エバーブルーテクノロジーズは、「Japan Drone 2021」において、同社が取り組んできた帆船を自律的に航行させる自動帆走技術を基に開発した自動操船ソリューションを披露した。今回の展示を契機に外販を始める方針だ。

[朴尚洙,MONOist]

 エバーブルーテクノロジーズは、「Japan Drone 2021」(2021年6月14〜16日、幕張メッセ)において、同社が取り組んできた帆船を自律的に航行させる自動帆走技術を基に開発した自動操船ソリューションを披露した。今回の展示を契機に外販を始める方針だ。

 同社は2018年から、風力を推進力に用いることもあって操船が難しいヨットなどの帆船を自律的に航行させる自動帆走技術の開発に注力している。今回披露した自動操船ソリューションは、これまで開発してきた技術や実証実験の成果などを集約したもので、自動操船化ユニットの「everblue NAVIGATOR」と、自動帆走・遠隔操船のためのスマートフォンアプリ「everblue CONNECT」から構成されている。

 everblue NAVIGATORは、風速、風向、障害物センサーを一体化した防水型ボックスと組み合わせた全天候型制御ユニットで、ラダー、推進器、セールウインチの制御信号を出力する。この制御信号を変換してモーターを制御することで、船室を持たないディンギーヨットだけでなく、小型ボートなど船外機を搭載する動力船まで自動操船化できる。

「everblue NAVIGATOR」の外観 「everblue NAVIGATOR」の外観。風速風向計とつながっている右側のユニットが本体で、左側にあるのはカメラを組み込んだ障害物センサーユニットになっている(クリックで拡大)

 everblue CONNECTは、帆船型ドローンに加えて、エバーブルーテクノロジーズの自動操船ヨットやeverblue NAVIGATORを搭載した帆船などについて、自動操船や遠隔操船、船の状態をリアルタイムで把握するテレメトリーなどを行うためのスマートフォンアプリだ。通信キャリア回線のサービス範囲内であれば、世界中どこからでも自動操船や遠隔操船、テレメトリーが可能になる。シンプルなUI(ユーザーインタフェース)を採用し、目的地セットは1タップ、自動操船開始は4タップで行えるようにしているという。

自動操船ソリューションの説明パネル 自動操船ソリューションの説明パネル(クリックで拡大)

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