製造業向けIoT、データ分析ソリューションの最新版を提供開始製造ITニュース

日立ソリューションズ東日本は、IoTゲートウェイ製品との連携を強化した、製造業向けIoT、データ分析ソリューションの最新版「WellLine 1.3」の提供を開始した。各種IoTゲートウェイ製品との接続機能を追加している。

» 2021年06月25日 14時00分 公開
[MONOist]

 日立ソリューションズ東日本は2021年6月8日、製造業向けIoT(モノのインターネット)、データ分析ソリューションの最新版「WellLine 1.3」の提供を開始した。IoTゲートウェイ製品との連携を強化している。

 「WellLine」は、製造現場における設備と人の稼働データを収集し、可視化、分析することで、非生産的な時間やロス時間の要因を可視化する。最新版では、日立製作所の「IoTエッジソリューション」など、各種IoTゲートウェイ製品との接続機能を追加した。

 また、OT(制御技術)デバイスデータ収集機能では、IoTゲートウェイが集めたPLCやSCADA、MES、各種センサーなど設備のOTデバイスの稼働データを取得する。これらのデータをクラウド上で稼働するWellLineが取り込み、さまざまな分析画面上で表示する。これにより、データ収集や収集手段の拡張時の作業負担を軽減できる。収集可能なデータの種類も増えるため、複合的な情報の組み合わせによって、稼働率や稼働率低下の原因、品質など多面的な分析にも対応する。

キャプション IoTシステム構成の一例 出典:日立ソリューションズ東日本

 取り込んだOTデバイスデータは、標準搭載のアンドンなど各種分析画面で表示できる。また、セルフサービスBI(ビジネスインテリジェンス)機能により、ユーザー自身が必要とする表示や分析画面を作成可能だ。

 同社では、2024年までに累計で10億円以上の売り上げを見込んでいる。

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