需要予測や在庫適正化のAIソリューション実現に向けてウイングアークが協業製造ITニュース

ウイングアーク1stは、製造業でのAI活用推進を目的としたソリューション開発について、ジールおよびデータブリックス・ジャパンと協業する。製造業における需要予測や予知保全、在庫適正化を支援するソリューションを提供していく。

» 2021年06月28日 09時00分 公開
[ITmedia]

 ウイングアーク1stは2021年6月11日、製造業でのAI(人工知能)活用推進を目的としたソリューション開発において、ジールおよびデータブリックス・ジャパンとの協業を発表した。製造業で課題となっている生産量の適正化、部品や原材料の適正化、品質維持および向上を目指す。

 今回の協業では、ウイングアーク1stのBI(ビジネスインテリジェンス)ダッシュボード「MotionBoard」と、データブリックス・ジャパンの統合データ分析基盤「レイクハウス・プラットフォーム」上の機械学習などのAI技術を活用することで、製造業における需要予測や予知保全、在庫適正化を支援するソリューションを提供していく。

キャプション ソリューションの全体イメージ 出典:ウイングアーク1st

 具体的には、市場トレンドや販売データなどから需要を予測して生産計画を最適化する。また、生産計画や完成品および材料などの在庫数、仕入れリードタイムなどのデータに基づき、それぞれの在庫数、仕入れタイミングを予測して在庫管理や調達業務の適正化を図る。

 さらに、設備稼働時系列や温湿度情報、アラート信号などからAIによって故障を予測。設備停止時間を削減したり、AI画像認識技術を用いた自動検品による検品品質の安定などにも対応する。

 ジールは他2社との製品提供時の環境構築や、コンサルティング提案を担当する。マーケティング活動については、3社共同で取り組んでいく。

⇒その他の「製造ITニュース」の記事はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.