製造現場向けIoTソリューションとBIを組み合わせた作業分析支援テンプレート製造ITニュース

ウイングアーク1stは、同社のBIダッシュボード「MotionBoard」と、東芝デジタルソリューションズのものづくりIoTソリューション「Meister Apps 現場作業見える化パッケージ」が連携した作業分析支援テンプレートを開発した。

» 2021年07月19日 14時00分 公開
[MONOist]

 ウイングアーク1stは2021年7月2日、同社のBIダッシュボード「MotionBoard」と、東芝デジタルソリューションズのものづくりIoT(モノのインターネット)ソリューション「Meister Apps 現場作業見える化パッケージ(Meister Apps)」が連携した作業分析支援テンプレートを発表した。Meister Appsの新サービスとして、東芝デジタルソリューションズが同日より提供を開始している。

 Meister Appsは、現場作業員が装着したリストバンド型生体センサーやビーコン、スマートフォンなどから、作業エリアの位置と動作、発話などの情報を収集して可視化する。今回、製造現場の状況をリアルタイムに把握可能なMotionBoardと連携することで、Meister Appsで収集した情報を多面的に分析できるようにした。

キャプション 「Meister Apps 現場作業見える化パッケージ」の概要(クリックで拡大) 出典:ウイングアーク1st

 新サービスの連携機能では、作業分析を支援する画面テンプレートを提供。MotionBoardの画面部品を利用して画面を構成することで、多面的なデータ分析に対応する。カスタマイズも可能で、現場の改善活動に合わせて利用できる。

 アラートやレポート出力機能を備えており、問題となる作業箇所などを効率的に発見できる。また、複数現場の作業データがクラウド上で統合されるため、工場全体の状況把握や現場間での共有も容易だ。

キャプション 作業分析画面の例(クリックで拡大) 出典:ウイングアーク1st

 ウイングアーク1stと東芝デジタルソリューションズは2020年11月に資本および業務提携を発表しており、今回は協業によるソリューションの第1弾となる。連携機能はオンプレ版、クラウド版ともにオプションサービスでの提供で、MotionBoardの画面テンプレートとライセンスがバンドルされる。

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