コラム
» 2021年08月10日 12時00分 公開

「あなたはこれを食べたがっています」とAIが教えてくれる未来製造マネジメント メルマガ 編集後記

AIとの距離感を探りたい

[池谷翼,MONOist]

 この記事は、2021年8月10日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


 レストランに入って注文を決めようとメニューを開いた時、膨大な商品数に圧倒されて「何を食べたいか分からなくなってしまった」という経験はないでしょうか。筆者はファミリーレストランなどに入ると、よくこうした状況に陥ります。もちろん「今日は暑いから冷たい麺類を食べよう」などと入店前から注文の目星を付けていることもありますが、ぼんやりとしか食べたいもののイメージが湧いてこないこともしばしばです。また、筆者は優柔不断な性格なので、レストランに友人などと訪れると、他の人は食べたいものをさっさと決めたのに自分だけ注文が決まっていない、といった状況が生じがちです。そうした時には「あんまり待たせるのも気が引けるな」と勢いで適当に注文を決めますが、後から「よく考えて選べばよかった」と少し後悔することもあります。

 こうした「何を食べたいか分からない」という悩みをAIで解決する、「提案型注文システム」をOKIが開発し、先日、サブウェイ渋谷桜丘店で実証実験を行いました。来店者は店舗内に設置されたタッチパネル付きのキオスク端末上でメニューを選択しますが、この際にタッチパネルの上下部にあるカメラやセンサーが表情や視線を読み取ります。これらの情報をAIが解析することで、「最も見ている時間が長く、かつ食べたそうな表情をしている」商品をピックアップして、「あなたが食べたいメニューはこれです」とレコメンドするのです。

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