「つながるクルマ」が変えるモビリティの未来像
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» 2021年08月25日 06時00分 公開

建物の設備と自動運転車、ロボットが連携、清水建設が自社拠点に常設サービスモビリティサービス

清水建設は2021年8月20日、建物や設備とサービスロボットや自動運転車を統合制御するシステム「Mobility-Core」を同社の技術研究所に構築したと発表した。施設や街区で自律移動型のモビリティを活用したサービスの社会実装に向けて、複数のモビリティが連携したサービス提供の技術検証を進める。

[齊藤由希,MONOist]

 清水建設は2021年8月20日、建物や設備とサービスロボットや自動運転車を統合制御するシステム「Mobility-Core」を同社の技術研究所に構築したと発表した。施設や街区で自律移動型のモビリティを活用したサービスの社会実装に向けて、複数のモビリティが連携したサービス提供の技術検証を進める。

 技術研究所に構築したシステムには、エレベーターや自動ドア、サイネージ、監視カメラ、センサーなどの建物設備と、ティアフォーの自動運転車「Milee(マイリー)」、NECネッツエスアイの案内ロボット「YUNJI SAIL(ユンジ・セイル)」、配送ロボット「YUNJI DELI(ユンジ・デリ)」を接続している。

Mobility-Coreの概要(クリックして拡大) 出典:清水建設
監視カメラの映像分析によるアラートや、複数のモビリティの連携を行う(クリックして拡大) 出典:清水建設

 これらを組み合わせた施設内のサービスとして、自動運転車による構内送迎や自律走行型ロボットによる施設内の誘導などを連携させ、常設運用とする。施設内で自律走行型モビリティの安全な走行を支援するため、敷地内や建物内の監視カメラ映像を分析してモビリティ周辺の歩行者や自動車の位置を把握してアラート情報を発信する技術も整備した。

 サービスでは、来訪者がアプリで建物内の目的地を設定し、目的地までの送迎と案内を手配すると、自動運転車が来訪者のいる場所に無人の状態で向かう。来訪者の荷物を運ぶ配送ロボットと案内ロボットは来訪者を出迎えるため自動運転車の降車場所で待機する。待機場所までの移動では、ロボットのみでエレベーターや自動ドアを通過する。来訪者が自動運転車を降りた後は、案内ロボットが来訪者とともにエレベーターで移動し、分かれてエレベーターに乗った配送ロボットが先に目的地に着いた来訪者の元まで荷物を届ける。

 今後、技術研究所で日常的にサービスを運用し、実用化に向けた課題を堅守するとともに、自律移動型のモビリティやロボットのメーカーやサービス事業者のアライアンスの場としても活用していく。

 自動運転車による送迎や自律走行型ロボットによる配送や案内、警備、清掃などを施設や街区に実装し、サービスとして高度化するには、エレベーターなどの建物設備と自動運転車やロボットが連携する機能の構築が求められている。

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