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» 2021年09月07日 10時00分 公開

昇降式足場とウインチを組み合わせ、壁面を自在に動く作業ロボットを開発ロボット開発ニュース

光洋機械産業とアイ・ロボティクスは、昇降式足場と「3D壁面作業システム」を組み合わせたソリューションを開発した。壁面に吸着したドローンが移動して作業するため、建物改修工事などにおける作業員の墜落や転落事故を防ぐ。

[MONOist]

 光洋機械産業は2021年8月23日、同社の昇降式足場「PowerMAST(パワーマスト)」とアイ・ロボティクスの「3D壁面作業システム」を組み合わせたソリューションを発表した。同年夏以降、高所作業現場へ投入開始予定だ。

キャプション アイ・ロボティクスの「3D壁面吸着システム」 出典:光洋機械産業

 同ソリューションでは、アルミ合金製の昇降式装置とウインチ制御式壁面吸着ドローンを利用している。ドローンは飛行するのではなく壁面に吸着し、計測プログラムで設定した位置まで上下左右に移動する。カメラや洗車ノズル、塗装ガンを搭載すれば、足場がなくても打音検査やタッチアップ塗装といったピンポイントの壁面作業ができる。

キャプション 高所での作業イメージ 出典:光洋機械産業

 高所作業では、足場を組んでから作業するため工期が長期化すること、労働力の不足といった課題を抱えている。また、自然災害による足場の倒壊事故、落下や転落による災害も多数発生しており、厚生労働省の2020年度の統計によると、判明しているだけでも国内で2万件を超える墜落および転落事故が起きている。

 両社は、同ソリューションを現場へ順次導入するとともに、今後はドローンが作業できない人口密集部や重工業プラント内部における運用方法も提案し、作業の機械化、遠隔化、自動化に貢献していく。

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