大型ワーク対応のブラシ式バリ取り機、フレーム高剛性化で最大加工幅1550mmFAニュース

村田ツールは、板金の大型ワークに対応した最大加工幅1550mmのブラシ式バリ取り機「DB1500S」の販売を開始した。フレームの高剛性化やブラシ部のシャフト大径化などにより、安定した加工品質を提供する。

» 2021年09月09日 07時00分 公開
[MONOist]

 村田ツールは2021年9月1日、板金の大型ワークに対応した最大加工幅1550mmのブラシ式バリ取り機「DB1500S」の販売を開始した。フレームの高剛性化やブラシ部のシャフト大径化などにより、大型ワークでも安定した加工品質を提供する。

キャプション ブラシ式バリ取り機「DB1500S」 出典:村田ツール

 新設計の大型バリ取り機を搭載し、5'×10'材を使用した最大1550mm幅の大型ワークに対応する。機械構造も大型化に対応。高剛性フレームの採用に加え、シャフト軸の強度化、ブラシ両持ち機構により、安定した加工ができる。

 3本×2列のブラシ配置により、均一した加工と広い加工領域を提供する。また、ブラシ測長システムと高精度ブラシモニターを搭載。ブラシ先端をファイバーセンサーによって自動測定する。寿命をモニタリングし、交換時期を知らせる。

 対話式タッチパネルを採用しており、加工条件を36通り登録可能だ。オプションにより、100通りまで対応する。ブラシの稼働や寿命を監視する「ブラシモニター」機能、バリの変化に対応する「追加工モード」や「簡単モード」機能も採用している。

 多様なバリに対応し、ブランク加工機のバリ、エッジの除去やR仕上げができる。表面処理鋼板、シート付ワークにも対応する。加工サイズは1550×80mmで、吸引ブロワを含み、集塵機を含まない機械寸法は3417×2900×2260mm。吸引ブロワ含む機械重量は3600kgとなっている。

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