アクセンチュアとクボタがパートナーシップ締結、DX加速と人材強化目指す製造マネジメントニュース

アクセンチュアとクボタは、サステナブルな社会の実現に向けたDXの加速とデジタル専門分野での人財強化のため、戦略的パートナーシップを締結した。

» 2021年09月14日 14時00分 公開
[MONOist]

 アクセンチュアは2021年9月1日、サステナブル(持続可能)な社会の実現に向けたDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速とデジタル専門分野での人材強化のため、クボタと戦略的パートナーシップを締結したと発表した。

 クボタは、同社が掲げる長期ビジョン「GMB2030」の中で、食料の生産性と安全性を高めるソリューション、水環境や廃棄物の循環を促進するソリューション、都市環境および生活環境を向上させるソリューションの提供を進めると目標を掲げている。

 今回のパートナーシップでは、アクセンチュアのAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)関連サービスをクボタの事業に組み込むことで、これまでにない価値を創出するプラットフォームを国内外に構築する。

 具体的には、クボタが取り組んできた食料や水、環境領域の事業に、アクセンチュアが培ってきたDXにおける知見と実績を組み合わせることで、社会のサステナビリティ向上に貢献する新たなソリューションを創出する。

 また、世界約120カ国以上で事業展開するクボタグループ全体で取り組むべきDX施策の企画立案もアクセンチュアが行う。同時に、その運用を支えるサービスプラットフォームも整備する。さらにアクセンチュアが提供する「DX人財育成プログラム」を活用して、クボタ内のDX人材も育成する。

 運用体制も見直し、クボタグループ内で稼働する200以上のレガシーシステムを刷新し、「Microsoft Azure」のクラウド環境への移行を加速させる。セキュリティ面では、セキュリティ上の問題に対応するCSIRT(Computer Security Incident Response Team)をグローバルで強化する。

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