ファイバーレーザー発振器搭載の3次元レーザー加工機、鋼材加工の生産性向上FAニュース

ヤマザキマザックは、ファイバーレーザー発振器を採用した3次元レーザー加工機「FG-220」の販売を開始した。鋼材加工の生産性を向上するとともに、省エネ化に貢献する。

» 2021年10月20日 07時00分 公開
[MONOist]

 ヤマザキマザックは2021年10月5日、ファイバーレーザー発振器を採用した3次元レーザー加工機「FG-220」の販売を開始した。鋼材加工の生産性を向上するとともに、省エネ化に貢献する。

キャプション 3次元ファイバーレーザー加工機「FG-220」[クリックで拡大] 出所:ヤマザキマザック

 「FG」シリーズは、建設資材や産業機器などに使われる長尺鋼材を高精度、高効率に加工する3次元レーザー加工機。3次元ヘッドの搭載により、鋼管(パイプ材)以外にH形鋼、C形鋼などの加工もできる。

 CO2の排出量削減に向けた取り組みが製造業で本格化しており、電力消費量が少ない工場設備が求められているなか、同社はFG-220を開発。従来のCO2レーザー発振器に代わり、電力消費量の少ないファイバーレーザー発振器を搭載している。

 このファイバーレーザー発振器により、高いエネルギー変換効率を備え、消費電力を削減できる。また、材料へのレーザー光の吸収率向上によって高速加工に対応する。アルミ、真ちゅう、銅など、高反射材も容易に切断可能だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.