日本市場向けの5Gデータ通信機器開発で協業組み込み採用事例

NECプラットフォームズは、MediaTekと日本市場向けの5Gデータ通信機器開発で協業した。MediaTek製の5Gチップセット「T750」のライセンス契約を締結しており、T750を用いた5Gモバイルルーターの販売を開始する。

» 2021年10月26日 10時00分 公開
[MONOist]

 NECプラットフォームズは2021年10月14日、日本市場向けの5Gデータ通信機器開発において、MediaTekとの協業を発表した。今回の協業により、MediaTek製の5Gチップセット「T750」のライセンス契約を締結した。

 T750は、サブ6帯の5G通信機能や周辺部品を備えたチップセット。NECプラットフォームズは、T750を用いた5Gモバイルルーター「Speed Wi-Fi 5G X11」を開発しており、同月15日よりKDDIや沖縄セルラー電話、UQコミュニケーションズを介して販売する。

 NECプラットフォームズは、今後も同社の小型化技術やアンテナ技術、高速Wi-Fi通信の制御技術とMediaTekの5Gモデム技術やWi-Fi 6ソリューションを融合させ、5Gモバイルルーターやホームルーターなどを開発。日本市場向けに、2022年度から発売していく計画だ。

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